【文豪ストレイドッグス】マフィア幹部が捨て子を拾ったみたいです【中原中也】

35話 ページ36

俺は家に引き返し







Aを抱きながら残していた家事をする








「あぅぁ…」








何かボソボソ言いながら俺の胸を叩いてくる









何してるか分かんねえが









中也「太宰や名探偵たちじゃねえから結構胸板俺はある方だぞ？」









なんて訳の分かんねえ事をAに言っていた









その後もご飯や風呂とかも普通にいつも通りだった










俺は任務の報告書記載のためPCに向かう時間が必要だった









しかし寂しがっていたAを1人にするわけにも行かず









膝の上にAを座らせて作業をした









毎回思う









Aは利口過ぎだ









膝の上に座らせても









静かに座って動かず俺の作業を眺めているだけだ









中也「あ〜…終わんねぇ…」









俺がため息をつくとAは顔をこちらに向けた









「うぅあ！」









俺の服を引っ張り立たせようとする









中也「ちょ…危ねぇよ…どうした…？」









俺はAの言う通りに抱きかかえ立ち上がり









「うぅ！」









台所へ向かった









中也「…？ミルクか？」









俺はミルクを素早く作り









Aに渡す









「ｺｷｭｺｷｭ」









中也「飲みたかったんだな」









流石にミルクを飲んでいる時に









作業するわけにも行かずソファに座り









Aが飲み終わるのを待った









中也「手前はいつも可愛いなぁ…」

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