【文豪ストレイドッグス】マフィア幹部が捨て子を拾ったみたいです【中原中也】

31話 ページ32

Aちゃんはここ1週間






健康には何も問題は無いだろ







しかし…








ここ一週間全く声を発していない気がするのだ








太宰「Aちゃん…？」









名前を呼べば反応はするが首を傾げるだけで









声は出さない









彼女は夜泣きはしないし









ワガママな涙も流さない









探偵社に行っても同じ状況だった









みんなに名前を呼ばれ









沢山遊んでもらって笑う姿も見れた









乱歩「どうしたの太宰」









太宰「あ、乱歩さん…ここ一週間Aちゃん声を発していなくて」








乱歩「ふーん不思議だね」








乱歩さんもそう言うくらいだから特に意味は無いのかな…









そして、夕方









何人かの社員が退勤して行った後









中也が私服で迎えに来た









中也「太宰！悪い！任務が長引いたんだ」









太宰「私は構わないよ…それより中也…Aちゃんここ一週間全く声を発していないんだ」









中也「あ？声？」









中也は何言ってんだ手前みたいな顔で見てきた









いや、意味がわからないかもしれないが








本当の事なんだ









中也「それは家帰ってから解決するわ…夜泣きとかしてねえか？」









太宰「大丈夫だよ。かなり利口だったからね」









中也「そうか…」









中也は安堵した顔を見せて寝ているAちゃんを抱え探偵社を出る









太宰「Aちゃん大丈夫かな…」

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