転生したら、乙ゲーの悪役王子になってました

破滅フラグ　　第28 ページ31

貴(イヤイヤイヤ！何でよりによって私?!今完璧に私モブ
　 状態だったよね??それが何で急に私!?もっと他にいるでしょ!!)←





ジュ「私だってルピナスみたいに、礼儀も作法も全部忘れて、私らしく
　 いたいわよ!! 私だってAみたいに、どんなに罵られても
　 強くいたいわよ!!」







ん？
どんなに罵られても強くいたい??





何だ、私が転生する前の話じゃないか....。←

確かAは小さい時でも、我が強くて、どんなに悪口言われても
平然としてたんだっけ...(^-^;)






ジュ「私だって.....私だって！...っ！」


貴『あぁ、分かった分かった。もう良いから、ね？ 取りあえず
　 ルピナスも落ち着いて、婚約の話は後日ご家族で相談して＿＿＿







　 ＿＿＿アマ父「その必要は無い。」えっ』





アマ父「アマツキ.....ハァ〜、今回の婚約の話は、ルーナ姫も反対
　 という事で、無かった事にしよう...。」


アマ「本当ですか!!」


アマ父「ただし、18になるまでにちゃんと婚約者を見つける事!!
　 良いか？」


アマ「...!はい!!」









アマ父「それでは、皆様。先程のご無礼はどうか今回のこのパーティー
　 で水に流して下さい。では、私達は失礼します。」


アマ母「皆様どうかパーティーを楽しんで下さいね♪」






そして、またパーティー会場はざわつきを取り戻した。







だけど私は先程の女装姿から、着替えて何故か用意されていた、
燕尾服と白のシャツ、黒の蝶ネクタイ、紫のウエストコートを着て、
ハーフアップしている所に大きい黒のリボンで結ばれた｡
本当に何で用意されてるんだ？

ルピナスとまだ泣いているジュリーの3人で、パーティー会場の
隣にある静かなバーで、ジュリーを慰めていた。





ジュ「私だって、私だって〜...うっぐ、う〜....」


貴『分かった分かった。ジュリーが頑張ってるのは十分俺達も
　 理解してるから、取りあえずその酔っ払いみたいな感じやめよう？
　 ね？』←


ルーナ「そうそう。お前もアイツも頑張り過ぎだって。ほら、
　 たまには飲んで忘れろ！な？」←


貴『ゴメン、ルピナスその発言やめて？一応この国未成年の飲酒禁止
　 されてるんだから。下手したら誤解されるからね』





カランカラン




そんな会話をしていたら、バーに誰かが来たらしく、ベルが
鳴り、マスターが“いらっしゃいませ”と言った。

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