年下 13 ページ15
エレベーターに乗り、5階のボタンを押すと私は壁に凭れ掛かる。
A「…あ〜…何か頭がボーっとする…」
酒が回ってきたのかな?そんなに飲んでないから大丈夫と思ったんだけど、自分じゃあ限度がよく分からないや…
私は前髪をぐしゃっと搔き上げると、溜め息を吐く…もしかして、私結構酒に弱い方なのかも…何て事を思っていたら5階に着いていた。
A「………」
私の他にエレベーターに乗った人はいなかったからか、何時もより着くのが速かった気がする…
A「…えっと、鍵は確か鞄の中に入れたよね…?」
部屋に着く前に、私は鞄の中を漁って部屋の鍵を探す…歩きながらだから壁にぶつかりそうになったり、転びそうになったりと結構危なかった。
それでも、何とか鍵を見つけると部屋に向かって真っ直ぐに歩く…酒が入っているから真っ直ぐ歩けているかは分からないけど、その時…
A「……ん?」
私の部屋のドアの前に人が蹲っていた…驚いて、思わず悲鳴を上げてしまいそうになる…誰だろう?見たところ私より年下っぽいけど、もしかして…
A「……っ…」
恐る恐る、ドアの前で蹲っている人に近づいた…白いワイシャツに黒いズボンと大きめの鞄、学校からの帰りらしい…私はその人物に向かって声を掛ける
A「…雅君?」
私の声に彼はピクリと反応すると、ゆっくり顔を上げる…黒い切れ長な目が私の姿をハッキリと捉えた。
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ミサぽん(プロフ) - 未紅さん» おぉ!お久しぶりです!此方こそ、宜しくね! (2016年10月1日 22時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)
未紅(プロフ) - やあ。誰だか解るかな( 移住したって言ってましたけど久しぶりにやったら、すんなりログインできたんで。此方でもよろしくねー(ミクだよ) (2016年10月1日 21時) (レス) id: 78fcb9e04b (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 真理さん» コメント有難うございます!もっと甘くですか…リクエスト、承りました!続き…頑張って更新します! (2016年9月13日 8時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - おもしろいです!あのリクなんですけど!もっと甘くできませんかね?あと、続きがきになります! (2016年9月13日 7時) (レス) id: debd3e2cc5 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - RIRIさん» RIRIだ!うわー、久しぶりだね!作品見てくれて有難う!これからもがんばります! (2016年9月4日 21時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)
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