検索窓
今日:14 hit、昨日:7 hit、合計:33,692 hit

年下 14 ページ16

A「雅君‼何でドアの前に⁉てっきり家の中に居るかと思ったのに…」

私は慌てて彼に近寄ると、肩を掴む…夏だけど彼の身体はすっかり冷えていて長い時間此処にいた事が分かった。

雅君は俯くと、小さな声で何かを言うが小さすぎて聞き取れない…私は彼の言葉を聞くために耳を近づけた…すると

A「…ひゃっ⁉」

突然雅君に腕を引き寄せられ、私はそのままバランスを崩してしまい、彼に抱き締められた。

雅「…不安になったんだ…」

A「…え?」

消え入りそうな位小さく、だけど何とか聞き取れる声で彼がそう言った…私は驚くと、顔を上げて雅君の方を見る…

雅は今にも泣きそうな表情を浮かべていた、目には薄っすらとだが涙の膜が張っている…『不安になった』って、一体如何したのだろう?

A「何で、不安になったの…?」

私は彼に尋ねると、優しく頭を撫でた…雅君が私の事を抱き締める力を強くする

雅「…此処に帰ってきて良いのか、アンタが俺を捨てるんじゃないか不安になった…警察に通報して、俺を元の家に帰すんじゃないかって…考えたら…」

A「………」

雅君の声は微かだが震えていた、私は彼の背中を優しく撫でると『部屋に入ろう』と言い、笑みを浮かべた。

年下 15→←年下 13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:恋愛 , 居候   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミサぽん(プロフ) - 未紅さん» おぉ!お久しぶりです!此方こそ、宜しくね! (2016年10月1日 22時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)
未紅(プロフ) - やあ。誰だか解るかな( 移住したって言ってましたけど久しぶりにやったら、すんなりログインできたんで。此方でもよろしくねー(ミクだよ) (2016年10月1日 21時) (レス) id: 78fcb9e04b (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 真理さん» コメント有難うございます!もっと甘くですか…リクエスト、承りました!続き…頑張って更新します! (2016年9月13日 8時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - おもしろいです!あのリクなんですけど!もっと甘くできませんかね?あと、続きがきになります! (2016年9月13日 7時) (レス) id: debd3e2cc5 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - RIRIさん» RIRIだ!うわー、久しぶりだね!作品見てくれて有難う!これからもがんばります! (2016年9月4日 21時) (レス) id: 5bf4cfcaa2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミサぽん | 作者ホームページ:ないです  
作成日時:2016年7月20日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。