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五条「百鬼夜行事件。忘れたの？」
「忘れてたらこんなこと言いません」
百鬼夜行事件。
今からちょうど１年前。
先生の唯一無二の親友 夏油 傑が起こした最悪の出来事。
ほかの呪詛師たちと共に、東京と京都に千体もの呪霊を放つ「百鬼夜行」を敢行された。
１年前のこの事件で、先生は心に深い傷を負っている。
五条「生きてるだけでいいんだよ。Aは」
「ダメです。また先生が狙われます。１年前はあんな最期だったからこそ、呪詛師たちが準備しているにきまってる」
五条「そんなことは俺だって分かってる」
一人称が『僕』から『俺』に変わった。
怒りを感じている証拠だ。
私は、これ以上何も言えなくなる。
でも。
「嫌なんです。何もできない自分が…。
憂太のことも、先生のことも大事だから。守る力が欲しいんです」
五条「でも、憂太と同じようにAだって相当特殊な呪術を使うことはアイツらは分かってる。狙われるのは憂太や俺だけとは限らないんだよ」
「…」
五条「いらない心配はしないこと。Aのことは、俺が絶対守るからダイジョーブ」
「やっぱり先生は話きいてない。私が先生を守りたいのに」
五条「僕、最強だから」
先生の口癖。
先生は自分に呪いをかけているような気がする。
「はいはい、そうでしたね」
五条「ははっ。かわいーなぁお前は。」
「なっ……」
五条「皆、Aみたいな呪術師だったら良いのにな」
「……先生……」
五条「そろそろ、行くか」
先生はググッ、と体を伸ばし、伝票を持って立ち上がった。
まだ、いろいろ話したいことがあったけれど。
こんなに一緒にいれたのは久しぶりだったから、幸せだった。
「…ごちそうさまでした」
五条「うむ。…言うの２回目だけどさ」
「？」
外に出て、先生は私の頭をポンポン、と撫でる。
慣れているとはいえ、好きな人にそんなことをされるのはやっぱり恥ずかしくてつい俯いてしまう。
五条「Aといるときが一番落ち着くよ。話、聞いてくれてありがとな」
「…こちらこそ、です」
五条「じゃ、僕は新入生を学長に会わせてくるから」
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佐々(プロフ) - i☆Risさん» 嬉しいコメントありがとうございます！そうなんですー、カッコいい先生に会いたくて…！（笑）アホな先生も好きですけど(^^)また読んでいただければ嬉しいです。 (2021年1月2日 16時) (
レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
i☆Ris(プロフ) - 一気に読んでしまいました！面白いです(゜∇^d)!!五条先生カッコいいしキュンキュンします〜☆彡夢主になりたい〜(笑)楽しみにしてます頑張って下さいね！ (2021年1月2日 7時) (レス) id: aed115f5b0 (このIDを非表示/違反報告)
佐々(プロフ) - ミラさん» コメントありがとうございます！夢なのに現実みを意識してしまいました（ ; ; ）笑 (2020年12月31日 16時) (レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 見ていてキュンキュンする2人ですね！！どちらかと言えば先生に振り回されてる夢主ちゃんですね笑笑 たまには振り回す側も見てみたい気持ちもします(o^^o)更新頑張ってください！ (2020年12月30日 21時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々 | 作成日時：2020年12月20日 19時
