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『五条、いい加減弟子離れしろよ』
『よかったな祇園！おめでとう！』
『Aは九十九さんみたいにフリーではやらないだろうし安心だな』
呪術師たちは笑って祝福をしている。
僕のこの言葉を、本気で受け止めているのはきっと、学長と七海、そしてAだけだろうな。
Aは皆に祝福されているにも関わらず、今にも泣きそうな表情をしていた。
――違う。そんな顔をさせたいわけじゃない。
――笑ってていてほしい。いつでも僕の側で。
――この世界に招いたのは、僕なのに。
夜蛾「そういうことだ。以上、解散」
学長の声で皆部屋から出ていく。
僕の横を通るときに、夜蛾学長はボソ、と呟いた。
夜蛾「大人になれ、悟」
大人ですよ。２８ですよ。呪術界で最強ですよ。
部屋には「ふむ」と偉そうに立っている七海。
そして、下を向いたままのA。
七海「私は出て行った方がよさそうですね。」
「…ナナミン」
七海「貴方も大人でしょう。聞きたいことがあるなら五条さんにちゃんと聞いて解決したほうがいい。では」
五条「…」
七海「まったく天邪鬼な人ですね」
そう言って七海も部屋を出た。
天邪鬼？
どうだろうね、たしかに僕はエゴが強いのかもしれない。
でもさ。そもそも、なんで七海のことは「ナナミン」で僕は「先生」なわけ？
そういう、他人から見たらクソどーーーーでもいいことまで、僕は気に入らないんだよ。
「…」
五条「…」
広い会議室に２人きりになってしまった。
どうする。
自分で蒔いた種なのに、彼女の顔を見ると声が出ない。
「先生」
沈黙を破ったのはA。
僕は、目隠しを外して彼女の前に立ち、「座ろう」と促した。
その華奢な体は、少し震えている。
Aと向き合って、しっかり彼女の目を見た。
――やっぱり直接見た方がずっといい。
Aの綺麗な瞳は、ずっと見ていられる。
五条「ごめんね」
「…」
五条「少し話そう」
「…はい」
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佐々(プロフ) - i☆Risさん» 嬉しいコメントありがとうございます！そうなんですー、カッコいい先生に会いたくて…！（笑）アホな先生も好きですけど(^^)また読んでいただければ嬉しいです。 (2021年1月2日 16時) (
レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
i☆Ris(プロフ) - 一気に読んでしまいました！面白いです(゜∇^d)!!五条先生カッコいいしキュンキュンします〜☆彡夢主になりたい〜(笑)楽しみにしてます頑張って下さいね！ (2021年1月2日 7時) (レス) id: aed115f5b0 (このIDを非表示/違反報告)
佐々(プロフ) - ミラさん» コメントありがとうございます！夢なのに現実みを意識してしまいました（ ; ; ）笑 (2020年12月31日 16時) (レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 見ていてキュンキュンする2人ですね！！どちらかと言えば先生に振り回されてる夢主ちゃんですね笑笑 たまには振り回す側も見てみたい気持ちもします(o^^o)更新頑張ってください！ (2020年12月30日 21時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々 | 作成日時：2020年12月20日 19時
