急襲 ページ36
虎杖「ここ！？旅館じゃん！」
五条「いいでしょー？悠仁はあっちの部屋ね。そこにＤＶＤもセットしてあるから」
別荘に到着し、悟が悠仁を案内する。
そしてこの旅行(？)の目的である、悠仁の修行について。
虎杖「なにこのキモカワイイ人形」
五条「可愛いか？」
「学長特製の呪骸だよ」
虎杖「あー！やっぱりか！趣味が同じ！」
一通り説明し、悟は胸糞悪い映画から選択し、「じゃ、僕は用事あるから」と言って私の手を引っ張った。
広い広い別荘のリビングのソファーにドガッと腰をかけ、私もその向かいに座る。
五条「……」
「あ、お茶でも淹れます？茶葉の常備あるかな…てゆーか賞味期限大丈夫なんですかね」
五条「いらない」
「えっ」
五条「なんで隣座んないの？やっと２人きりだよ？」
「…もしかして拗ねてるんですか」
恋人同士になって間もない私たち。
積み上げてきたものは、１０年。彼のことは分かっているつもりでいた。
本当に「つもり」だっただけだったようだ。
飄々としていて、つかみどころがなくて、自分の意志をしっかり持った人。
そして、強さを誇示しないやさしさを持った人。
その強さをなんのために使うか、しっかり自覚している人。
師匠であり、家族であり、想い人であり、だけどこんな一面があることは知らなかった。
私はふふっ、と笑いながら、悟の横に腰を下ろした。
五条「ん」
「これでいいですか？」
五条「まだいろいろ言いたいことはあるけど。…敬語は追々直していくの？」
「あっ、そっか。なんか癖ってなかなか抜けないね」
努力する、とほほ笑むと、長いキスを落とされる。
私の顔を悟の両手で包んで、宝物を扱うように何度も何度も。
夢みたいだ、と思うのは何回目だろう。きっと、ずっとそう思ってしまうんだろうな。
五条「……ホントは２人で色々行きたいとこなんだけどさ」
「うん？」
五条「Aは今以上に忙しくなるし、僕も一応教師だし」
「一応っていうか、教師だよ？…なかなか時間が取れないことはわかってる。だから大丈夫」
五条「僕が大丈夫じゃないの。…今日も無理やり連れてきてごめん」
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佐々(プロフ) - i☆Risさん» 嬉しいコメントありがとうございます！そうなんですー、カッコいい先生に会いたくて…！（笑）アホな先生も好きですけど(^^)また読んでいただければ嬉しいです。 (2021年1月2日 16時) (
レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
i☆Ris(プロフ) - 一気に読んでしまいました！面白いです(゜∇^d)!!五条先生カッコいいしキュンキュンします〜☆彡夢主になりたい〜(笑)楽しみにしてます頑張って下さいね！ (2021年1月2日 7時) (レス) id: aed115f5b0 (このIDを非表示/違反報告)
佐々(プロフ) - ミラさん» コメントありがとうございます！夢なのに現実みを意識してしまいました（ ; ; ）笑 (2020年12月31日 16時) (レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 見ていてキュンキュンする2人ですね！！どちらかと言えば先生に振り回されてる夢主ちゃんですね笑笑 たまには振り回す側も見てみたい気持ちもします(o^^o)更新頑張ってください！ (2020年12月30日 21時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々 | 作成日時：2020年12月20日 19時
