我々探偵の事件簿 (ページ5)

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貴女side.

『、、、頭を逝ったか？容疑者やぞ』

「俺は無実だと確信してるから言ってるんだ。
疑わしい人間にこんな事言うもんか」

『一般人や私は、陰キャで使えない無能野郎。
そんな奴より可愛いお姉さんに頼め』

そんな責任重大な事をしたないからね

そういうのってもっと美人さんで話しやすくてハニートラップできる人の方が適任やない？

ほら、あの陽キャとかええやん

「俺が欲しいのは君の“脳”だ」

『頭の良い人間なんか幾らでもおるやろ』

「頭が良いだけの人間ならな。それを使わなくては意味がないだろう」

、、、遠回しに頭が固い言うてるぞ此奴

私が最早煙草を吸う事もしなくなったら、総統さんは一枚の書類を出した

なんやこれ、、え、見ろと？

『、、、あんさんの辞書に違法の二文字は？』

「無い！」

『デスヨネー』

まぁまぁ、よう調べたなこんなに一杯

書類には私の個人情報、何処の学校を出たか、血縁者の関係とかがずらりと並んどった

中には人脈とかも、マジでどうやって調べた？

「単直に言おう、脅しだ」

『直球』

「その方が伝わりやすいだろう？」

世間話をするときのテンションで言われた

「協力しないならそれをバラすぞ」

『イヤー協力したくなってきたなー！！！！』

怖い、この総統滅茶苦茶やり方が怖すぎるわ

カタギやんこんなんもう、、！！！

そして殴りたい、目の前の悪魔顔の男を

『言っとくけど私は出来ない事の方が多いで。
文句言うなよ！陰キャやからハニトラもせん』

「俺をなんだと思ってるんだお前は」

『違法調査を平然とするヤクザ』

「遠慮が無くなったな大分失礼だゾ」

間違ってはいないやろ

私が呆れた顔で見れば総統さんは大笑いした。
あ、本当に頭が狂っとる人やな

既に煙草は十本を越えとった。
ストレスで倒れそう

「ククｯ、これから頼むぞ。協力者」

『共犯者の間違いやろ』

「ハハｯ！確かにそうだな！！」