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下半身は冷たい、上半身は暑い。
今は、ひろーーい海のど真ん中らへんをプカプカと浮き輪を持って浮いている。
太輔たちといたんだけど、みんなサーフィンしたい!って言い出してその様子を見ていたけど退屈すぎて1人で遊んでる
エメラルドグリーンの海は足がつま先まで見えてすごくきれい。お魚さんもいてニモがいたの!もう感激!!
お魚さんがどっかに行っちゃたから足を海の中でバタバタとしてたらプカプカと浮く透明な物体が近づいてきた
透明だから見えなくてよーく見てみたらクラゲだった!
あ「きゃーー!クラゲ〜」
幼稚園の年長さんのとき海で遊んでいたらクラゲに刺されてスッゴく痛かった。それ以来、トラウマになっちゃって私はクラゲが怖い!!
クラゲから逃げてたら浮き輪がどっかに行っちゃった。
どうしよ、私全然泳げない。地面に足が着かない。
あ「ゴボゴボッ…誰か…たす…ゴボッ…けてゴボゴボ」
うーもう無理。息ができない
体がどんどん沈んでいる。誰かに助けを呼びたくて思いっきり手を上に伸ばした。
その瞬間、誰かの手が私の手を掴んですごい力で引っ張ってくれた
そのおかげで水の上にあがることができた
あ「ハァハァハァ……」
うっすらと見える人のシルエット。たぶん男の子かな
藤「A!大丈夫か!」
この声はたぶん太輔だ
あ「たい…すけ?」
藤「そうだよ。溺れてたから驚いたぞ」
あ「ありがとう。もう死ぬかと思ったよ、でも太輔が来てくれて助かったよ」
藤「気付くの遅くてごめんな?大丈夫?」
あ「大丈夫だよ、でも体力の限界」
藤「だよな。ごめん、A」
そう言って私の腰を掴んでだき抱えてくれた
太輔、意外に泳げるんだ。
急いできてくれたのかな、少し息が切れてる
ありがと、太輔。
太輔の足が地面に着く所まで来たところでお姫様抱っこをしてパラソルの下まで運んでくれた。
日本だったらみんなからの視線がくるんだろうけど、ハワイだから全然視線がこなかった。
一安心だわ
太輔、意地悪なことばかり言ってくるのにこういう時だけ優しいんだからズルすぎる
私を下ろしてくれた
藤「水飲む?」
あ「うん!……プハー」
水がこんなにも美味しいと感じたのは初めてだよ
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れみ(プロフ) - ナコさん、ありがとうございます!毎日楽しめて読んでもらい嬉しいです(≧∇≦)bひき続きよろしくお願いします (2015年7月18日 23時) (レス) id: 4ac70a60b7 (このIDを非表示/違反報告)
ナコ - とっても面白い作品ですネ。毎日楽しみにして読んでます(^◇^) (2015年7月18日 19時) (レス) id: 474c81cd1b (このIDを非表示/違反報告)
れみ(プロフ) - 由貴さん!!続編も見ていただき、ありがとうございます♪これからも応援よろしくお願いします! (2015年7月14日 6時) (レス) id: 4ac70a60b7 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは凄く良いですね!!続きが気になります!! (2015年7月13日 22時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
れみ(プロフ) - ピーチさんもお疲れ♪コメントありがとー!明日が楽しみなれみ♪ (2015年7月4日 16時) (レス) id: 4ac70a60b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マーガレット | 作成日時:2015年6月26日 22時