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大我「樹達よかったの？」
ママとパパとの集合時間には少し早いけど
外に出た私たちはゆっくりゆっくり神社に向かう
「いいよ、今日は大我を誘ったんだもん」
大我「そっか…」
少しの沈黙が何だか怖い
何か話さなきゃって思うのに
イブのことさっきのこと
思い出しては意識して
もう平然なんか装えない
大我「はああ」
人通りの少ない路地裏
大我は盛大なため息をついてしゃがみ込んだ
大我「ごめんね、俺最低だよね。あんな沢山の人がいる前で」
このまま土下座でもするんじゃないか
そんな勢いで謝りだすもんだから
こんなの誰かに見られたら私が大我の事叱ってるみたいだ
大我「…俺の事殴っていいよ」
大我はずっとしゃがんだままで
大我「俺お前の嫌がる事はしたくないってずっとそう思ってきたんだよ。もう二度と傷つけたくないってさ」
独り言のように話し出して
綺麗な顔を少しだけ歪ませる
ずっとしゃがんだまま
私の事を上目遣いで見つめた
大我「お前の楽しそうな横顔見てたら、なんか俺だけのもんにしたくなったの。他のやつに笑いかけないで、俺だけ見てなよって」
「他のやつってライブ見てただけだよ」
大我「それでも世界中の全員俺にとっては、みーんな敵なんだよ」
「何それ」
大我「お前が悪い。どんだけ俺を惑わせたら気がすむの」
「待って理不尽じゃない？」
でも、なんだか大我らしい
大我「…うそ俺のせい。俺お前といたらおかしくなっちゃうし自分が自分でなくなっちゃう。でもそれを我慢するのが男なのにね」
「そりゃいきなりびっくりしたし恥ずかしかったし意味わかんないし謝るくらいならすんなって感じだし、それに…」
大我「それに？」
私の言葉に俯いた顔を上げてチラッとみる
「初めてだったんですけど」
大我「それホント！？」
「うわ！急に立ち上がんないでよ！」
大我「初めてなの！？」
「初めてに決まってんでしょ知ってんじゃん！彼氏だってできたことないこと！」
大我「ごめん、ごめんね。俺責任とってお嫁にもらうから！」
「ニヤニヤしながら何言ってんのバカ！」
急にニコニコしながら何度も謝る大我がバカみたいだし、ちょっとだけ心配した私もバカだった
こんな事を言ったらまたバカみたいな顔するかも
だけど落ち込む大我の方が見たくない
「…嫌ではなかった」
大我「！！！もっかいする？！」
「バカじゃん！」
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無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます。無事最後まで書き切れるよう応援していただけると嬉しいです。 (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - みるくてぃーさん» コメントありがとうございます(^^)オチまでもう少しの予定なので、引き続き楽しんでもらえると幸いです。続編もどうぞよろしくお願いします(｡>_<｡) (2019年1月7日 22時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - とても面白いです！「〇〇くんオチがいい」というコメントも多いですが作者さんの作品なら私は誰オチでも嬉しいです笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいております！更新が毎日楽しみで仕方ありません笑やっぱり最後は北斗くんオチが良いなと思っちゃってます笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: a3bf426d55 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - さくらさん» 労いのお言葉ありがとうございます(｡>_<｡)あっちいったりこっちいったりの主人公でモヤモヤされるかもしれませんが、どっちに転ぶのか最後まで応援していただけると嬉しいです。更新頑張りますm(__)m (2018年12月18日 15時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年11月25日 20時
