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12月31日
「萩ちゃんのバンド年末にライブあるんだって！行きたい大我連れてって」
お前の聞いてあげたくない願い事
何でこれ以上俺の大事な宝物を
他の奴見せなきゃいけないんだよ
そんなとこ行くぐらいだったら
家で家族の一員してる方がまだいい
大我「年末くらい家でゆっくりしようよ」
「いいよ大我連れてってくれないなら樹に頼む」
そんなの絶対だめ！
大我「もう！分かったよ行けばいいんでしょ」
「萩ちゃんに大我と来てねって言われてたの、私も大我と行きたかったし」
ずるいよね
樹と行くなんて意地悪言わないで
最初から俺と行きたいって、そう言ってよ
大我「いいけど絶対俺から離れないでよ。あと安井と萩ちゃん以外と話さなくていいから」
「あ、何人かがハーフなんだよね？もしかして日本語少し苦手とか？それだったら話しかけたら困らせちゃうもんね」
大我「お前何言ってんの？」
「え？萩ちゃんも謙ちゃんも言ってたよ。カタカナの名前…なんだっけな？」
ハーフなんかいたっけ
俺が知らない新メンバーかな
「ライブのあとはママとパパと初詣行こうよ。現地で待ち合わせして」
当たり前のように俺を誘うからお前の中に少しでも俺がいる事が嬉しかったり
俺って単純
大我「A、こっちこっち」
当日はライブハウスの近くで待ち合わせをした
白い息を切らして小走りでやってきたお前に片腕をあげる
「ごめん大我ちょっと遅れた」
"俺も今きたところ"
なんてドラマみたいなセリフは到底言えるはずもなくて
大我「すげえ待ったわ」
相変わらずの言葉しか出てこない俺に
「ホントだ、ほっぺ冷たい」
お前は両手を俺のほっぺに当てる
手袋してくるの忘れるくらい急いで来たのか
お前の手だって冷たいのに
何度も申し訳なさそうに俺のことを見るから
もっと気の利いた事を言えばよかった
少しだけ後悔した
大我「マフラーは？」
「多分玄関。出る前に巻こうとして置いてきちゃった」
大我「やっぱり迎えに行けば良かった」
「いいよ、大我遠回りなるし」
大我「じゃ、せめて俺の巻いときな」
「ありがと」
このままライブハウスなんか行かずに
連れ去ってしまいたい衝動に駆られるけど
「萩ちゃんのドラム楽しみだね！」
子供みたいにワクワクしているお前が可愛いから
大我「安井はカスタネットだぜ」
「嘘だ！！」
また俺は甘やかしてしまうんだ
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無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます。無事最後まで書き切れるよう応援していただけると嬉しいです。 (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - みるくてぃーさん» コメントありがとうございます(^^)オチまでもう少しの予定なので、引き続き楽しんでもらえると幸いです。続編もどうぞよろしくお願いします(｡>_<｡) (2019年1月7日 22時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - とても面白いです！「〇〇くんオチがいい」というコメントも多いですが作者さんの作品なら私は誰オチでも嬉しいです笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいております！更新が毎日楽しみで仕方ありません笑やっぱり最後は北斗くんオチが良いなと思っちゃってます笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: a3bf426d55 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - さくらさん» 労いのお言葉ありがとうございます(｡>_<｡)あっちいったりこっちいったりの主人公でモヤモヤされるかもしれませんが、どっちに転ぶのか最後まで応援していただけると嬉しいです。更新頑張りますm(__)m (2018年12月18日 15時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年11月25日 20時
