200 Taiga side ページ50
Taiga side
ほらね、世の中の男は邪魔者ばっかり
ジェシーの家に着いてから
Aの隣には誰かしら一緒にいて
俺が入り込む隙間が全然ない
初めは恥ずかしがってたそのサンタの格好も
着慣れてきたのか、普通の服を着てるかのように過ごしてるし
おい樹ベタベタ触るな！
Aもそんな近寄るな！
わかってる？男なんて皆下心持ってんだぞ
俺が言えた立場じゃないか
でもさ、下心を腕枕だけで抑えた俺を誰か褒めてよ
お前との距離がなくなった昨日は夢だったかのように思える
だけど
あの時に感じた体温は忘れられないくらい熱くて、確かに高鳴る2人の心臓の音が重なったんだ
目が覚めてお前の寝顔を少し眺めて
幸せってこういうことなのかな
そう感じた
髪を撫でるとくすぐったそうにモゾモゾして
少しだけ漏れる吐息がまた俺をドキドキさせるから
なんだかイケナイ事してる気分
一緒の布団で寝てる時点でイケナイ事なのか
ママさん、パパさん、ごめんなさい
くすぐったそうなお前は寝返りをうって俺に背中を向けようとするから、強く抱き寄せてもう一度こっちを向かせてみる
俺の胸にすっぽり埋まるお前が可愛い
好きだなぁ…
寝てるからってズルいよね
起きたら寝顔見てた事怒られるかも
寝顔可愛かったよ
俺、素直に言えるかな？
「ん…」
あ、起きちゃった
やっぱり素直じゃない俺は寝顔を見てた事がバレないように寝たふりをすると、お前は部屋に響くくらいおっきい声をあげた
この夢のような時間の終了の合図
あ〜あ、朝なんかこなきゃ良かった
一人幸せを噛み締めてたら集合時間に遅れちゃって、慎太郎が俺を迎えにきた
慎太郎「大我なにニヤニヤしてんの？」
大我「今年のサンタはすげえいいプレゼントくれたんだよ」
慎太郎「車とか？」
大我「体温」
慎太郎「え、なに？体温計？」
大我「まあ確かに温度は測れたかな」
慎太郎「それがいいものなの？1秒で測れるとか？」
大我「1秒で測れたね」
抱きしめたら、すぐ
慎太郎「ふーん、まあ俺は要らないかな」
欲しいってお願いされても絶対やんないよ
誰にも渡さない、渡したくない
俺だけが知ってる、あいつの体温
.
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無名ちゃん(プロフ) - ポップコーンさん» ありがとうございます(^^)なかなか進まない展開で申し訳ないですが、楽しみにしていただけると嬉しいです(^_^) (2018年11月26日 14時) (
レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 切なくて切なくてもどかしくてもどかしくて…ここからの展開が楽しみすぎて夜も眠れません！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます(^^)そう言ってもらえると励みになります！頑張ります(^^)これからも楽しみにしていただけると嬉しいです (2018年11月20日 13時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！！最近占ツク見てなかったんですけど、急に占ツク開きまくるようになりました笑笑更新これからも頑張ってくれたら嬉しいです！！ (2018年11月17日 23時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年10月3日 21時
