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樹「なんで俺の事知ってんの？」
もちろん樹は私のことなんて知らない訳で。
「バスケ部の赤髪、一年生でレギュラー。ちょっとした有名人。目立ってるよ。」
少し、嘘をつく。
だけど樹は
樹「うそお！！もしかして君って俺のファン？！」
その嘘にテンション上がってて
それがおかしくって。
本当は関わりたくないはずなのに。
大我に近づいたら傷つくってわかってるのに。
「スラムダンクの真似でしょ、って有名。」
悲しい顔をした樹に、笑ってほしくなった。
樹「誰だそんなこと言ったやつ！スラムダンクは好きだけど、樹は樹オリジナルなんだけど！！！！！」
「なに樹オリジナルって。笑」
樹「俺がマイケルジョーダンみたいなってもぜってぇそいつにはサインやらねぇ！」
「樹って意外とバカなんだね。」
樹「ねぇ初対面なんだけど！あたりキツくない！？」
「初対面。」
樹「だって、俺は君のこと知らないし。
名前だって分かんない。」
「私、A。」
樹「A、ね。
俺は、知ってるかも知れないけど田中樹だよ。」
知ってるのは大我の物語の樹だけで。
大我には紹介しないって言われたけどさ。
「初めまして。」
樹「今更！？笑」
私と樹の物語なら始めたっていいよね。
それから何日か経って廊下で樹に声をかけられた。
樹「Aじゃん。おはよ。」
私に声をかける樹の隣で
大我はすごく驚いた顔をしていた。
高地「樹、だれ？友達？」
樹「そう、AAちゃん。
最近友達なったんだよ。」
高地「ふーん！はじめまして、俺樹の友達の高地優吾。」
樹「こっちの眠そうなやつは京本大我だよ。」
「…初めまして。」
知らないふりをする。
大我のことはずっと見れなくて
大我がどんな顔してるのかもわからなくて
大我「はじめまして。」
私と同じように知らないふりをする大我に自分勝手に傷ついた。
大我の物語には私はいない。
反比例するように樹とはどんどん仲良くなって
樹が部活なかったら自転車乗せてもらったり
"樹の彼女"
なんて噂された事もあったけど
私はそんな事気にしなかった。
樹「Aさ〜俺の彼女って言われてるじゃん」
「だね、みんな単純」
樹「そのまま皆勘違いしとけばいいのに。」
「彼女できなくなるよ。笑」
樹「Aといるのが楽しいからいいよ。いらない。」
「変な樹。」
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しなもん(プロフ) - 更新ありがとうございます！切ない北斗君も見てみたいなあっていう勝手な思いです笑次の更新も楽しみにしています！ (2018年8月29日 1時) (
レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - しなもんさん» コメントありがとうございます。当初は北斗君の予定でしたが話を進めるにつれて私自身も迷っている最中で…その辺も含めて楽しみにしていだけると嬉しいです(^^) (2018年8月27日 21時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
しなもん(プロフ) - 初コメ失礼します！更新とても楽しみにしています。勝手ながら大我落ちで期待しています！ (2018年8月25日 12時) (レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 千明さん» ありがとうございます！更新頑張ります(^^) (2018年8月23日 19時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
千明(プロフ) - 初コメです!!こうしんが待ち遠しいです!! (2018年8月23日 10時) (レス) id: e60e9bf1ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年8月22日 1時
