75 Hokuto side ページ25
Hokuto side
バイトが終わって安井君と樹と飯を食べに行った日。
俺は何か君の事が聞けたらと下心を持っていたけど
結局何も聞き出せなかった。
君ってわかりやすいようで謎が多くて。
近い存在のようで、どこか距離があって
その距離感が俺にとっては楽でよかったりすんだけど。
新学期、何か話してくれるかと思ったら
朝から京本に邪魔されるし
君は前よりうんと京本と仲良くなってるし
まあちょっとモヤモヤはするよね。
君と京本がただの友達なら平和な日常。
でも違うだろ？
俺だって違う。
ただのいい奴で終わらせる気なんてないし。
京本はこの夏、きっと君と距離を縮めることに成功したみたい。
歪な三角形。
君と京本の距離は俺より近くて。
俺だけ離れたところにいたらさ
いくら気が長いっていっても
楽な距離感に甘んじてられないじゃん。
始業式が終わってあくびをしながら教室に戻る君に声をかける。
廊下の少し、先。
いやでも目に入る金髪のあいつ。
この瞬間だけ、お願い。
邪魔しないでくれよ。
北斗「Aさ、今日放課後暇？」
俺が京本との事気になってんだよ、と拗ねて見せると君は慌てた様子を見せた。
少し意地悪してごめんな。
慌てた姿が可愛くて。
俺だけのものしたい衝動を抑える。
「ありがとう。私も北斗には自分から話したい」
北斗「そ〜ぉ？特別扱いしてくれんだ」
教室に入ると君も少しして後に続いた。
その後にやっぱり続いてやってくる、こいつ。
大我「今の何！？た〜いが！って口パクで言った？」
「北斗、やばいよこの人。ばーかって言ったのに大我って聞こえたって。」
北斗「紙一重なんじゃない？」
「なるほど」
『京本、HR始まるだろ！はやく教室戻れ！』
高地「先生ごめんなさい！脱走しました！」
先生に怒られて、高地に回収される。
「大我のせいでHR長引いたらどうすんの。
放課後が遠のいちゃう」
北斗「放課後、どこ行こうね。話せるとこ。」
「うーん、2人になれる場所かなあ？」
北斗「なに？俺どこ連れ込まれんの？ヤラシ。」
「ちがっ！！！！！！！！」
一歩ずつ前に進む君に俺も一歩進んで君へ近づく。
本当の意味でいつか隣に居られるように。
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しなもん(プロフ) - 更新ありがとうございます！切ない北斗君も見てみたいなあっていう勝手な思いです笑次の更新も楽しみにしています！ (2018年8月29日 1時) (
レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - しなもんさん» コメントありがとうございます。当初は北斗君の予定でしたが話を進めるにつれて私自身も迷っている最中で…その辺も含めて楽しみにしていだけると嬉しいです(^^) (2018年8月27日 21時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
しなもん(プロフ) - 初コメ失礼します！更新とても楽しみにしています。勝手ながら大我落ちで期待しています！ (2018年8月25日 12時) (レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 千明さん» ありがとうございます！更新頑張ります(^^) (2018年8月23日 19時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
千明(プロフ) - 初コメです!!こうしんが待ち遠しいです!! (2018年8月23日 10時) (レス) id: e60e9bf1ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年8月22日 1時
