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そのとき。
航輔の視線が雛子を通り越して、その先へ釘付けになった。
ちょっとした空気の変化に気づき、雛子も目を開いた。
そして、航輔の視線の先を追い駆けた。
「......?」
窓の外。青々とした植木の先。
ずらーっと立ち並ぶ、部活中の男子生徒達。
ランニング途中らしい。
「っうおおおおお!!!みんなこっち来いよっ、ライブでおもしろいモン見れるぜ!!」
「先生えええ!!!さっきから航輔と依田が、ちちくり合ってまーーーーす!!チューするのか、しないのか、はっきりしろよ!!くそがっ」
「...........」
ふうっと呆れた溜め息をつく航輔。
悩ましげな顔を左右に振った。
込み上げてくるーーーーー笑いの衝動を押し殺す。
そして颯爽と立ち上がり窓際へ向かう。
窓を開けた。
爽やかな風が髪をなびかせる。
魅せる、ドヤ顔。
「おいおい。無粋だな、童貞諸君。」
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かお♪ - 周りに、リア充増えていきます(泣)ホントに、恋愛経験、ないのですか〜? (2014年9月6日 13時) (レス) id: 273d274b18 (このIDを非表示/違反報告)
Shiina.m(プロフ) - みゆーさん» ありがとうございます!がんばります! (2014年8月31日 19時) (レス) id: 7b2f5d3a0e (このIDを非表示/違反報告)
みゆー - 超面白い!更新楽しみです♪♪ 頑張って下さい!! (2014年8月31日 18時) (レス) id: a25fe1928d (このIDを非表示/違反報告)
Shiina.m(プロフ) - ろろねさん» ありがとうございます!嬉しいです!泣 今後もよろしくお願います! (2014年8月31日 18時) (レス) id: 7b2f5d3a0e (このIDを非表示/違反報告)
Shiina.m(プロフ) - 夢さん» いえいえ!何度でもコメントして下さって大丈夫ですよ!個人的に甘々なシーンをもっと増やしたいんですよね笑 (2014年8月31日 18時) (レス) id: 7b2f5d3a0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Shiina.m | 作成日時:2014年8月30日 23時