Endless Game (ページ34)

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side 潤

出来上がってソファーの方を見ると和が寝てた

この部屋にいるとすぐ寝るから安心してくれてんだろうなって思う

一時メンバーがいないと寝れない時があったから尚更ね

俺ん家に行きたいって言ってくれたのは嬉しかった

でも正直心配で仕方なくてどうすればいいかって先生と色々話して

本人が求めてる環境にって事だったから連れてきた

退院したら和がすきなハンバーグを作ってあげようって思ってたけど

多分まだ早いから和のお母さんに貰ってから

ずっと買ってる梅干し入りのお粥を作る

優しいものじゃないとねきついだろうから

とりあえず起きるまで待っていようと思ってタオルケットを取りに行く

ここに来るようになって和用で買ったもの。

なんか落ち着くらしい。

和｢じゅ.....く....｣

｢ん？ああ、寝言か...｣

寝言でも呼んでくれるなんて嬉しくて可愛い

タオルケットを掛けてあげると心做しか笑ってて

すごい幸せそうに寝てる

和｢.........ぅき......ぁよ..｣

｢和？｣

和｢............んり.....ぁと.........｣

気の所為かもしれない

俺の思いすごしかもしれない

自惚れるなってことだと思う

それでも｢すきだよ｣って言ったように聞こえて

｢ありがとう｣って言ったように聞こえるんだ

どんな夢を見てるか分からないけど

俺がいることは間違いない、はずで

だからこそ自惚れじゃないって信じたい

｢.........俺も、すきだよ...和｣

頭を撫でてやるとまた、笑ってくれて

安心して眠るその顔がすごく好きなんだ

和が目を覚ましたらちゃんと伝えよう

そう決めて和が目覚めるまで寝顔を楽しんだ