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林檎が一個 ページ1

私は白雪姫の話が苦手だ。


理由は大きく二つある。


一つは硝子の棺は誰かが白雪姫の死体を観る為作った物だから。





そして、二つ目は………白雪姫が自 殺したから。


こんな悲しい話はあるか?と云わられると、無いと云うしか無い。


まぁ、何がどうあれ、私は白雪姫が嫌いだ。


だから、自分の能力も嫌い、だ。


ーこっちへ来て下さい。ほら、早くー


「?!……空耳、か。」


職場である、探偵社に向かっている途中、ある人の空耳を聞いてしまった。


「………」


思い出したく無い事、思い出しちゃった…


「林檎、食べたいなぁ。」


そんな呑気なこと云いながら、探偵社に向かった。







〜探偵社〜


ここは、私の職場の武装探偵社。


字面は怖いけど、善意で戦ってる。


「お早う御座います!」


敦「あ!お早う。Aちゃん!」


鏡「お早う。」


「ふふ、お早う御座います。」




『ニャー』


「?!黒猫!」


鏡「!……可愛い、!」


でも、何処から?


「何々、何処から来たのかなぁ?」


首輪の辺りを撫でていると、一枚の紙切れを見つけた。


「?……何だろう?」


紙切れには、『つ』と書いてあった。


敦「つ?」


鏡「書き損じかも……」


「でも、何で首輪に………」


猫「ニャー」


『タタタタ』


ドアの間をすり抜けて、何処かへ行ってしまった。


「不思議だなぁ。」


敦「あ、そろそろ仕事しよう?」


「はーい。」


私は紙切れをポケットに入れるとデスクに戻った。


それにしても、あの黒猫、何処かで…?



太「お早う〜」


「あ、お早う御座います。太宰さん」


まぁ、気の所為だろう。


第一に私、黒猫とか飼って無いしな。うん。


春「Aちゃん、依頼が来ましたよ」


「あ、判りました。」


春野さんから、書類を貰うと、中身を見た。


すると、一枚の手紙があった。


手紙の中を見てみると、



「助けて?」



『助けて』
と書いてあった。


依頼主は、政治家だった。


「取り敢えず、家を訪ねるか。……敦君、着いて来て下さい」


敦「うん!」

林檎が二個→



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雪華 - 栢山さん» ありがとうございます!好みに合って良かったです (2018年3月26日 20時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
栢山 - 闇があるので、とても私好みです(^-^;。 (2018年3月26日 18時) (レス) id: 015d78937e (このIDを非表示/違反報告)
青空ピース - みささん» ご観覧ありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年3月22日 8時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
みさ - ドストさん推しなのでうれしいです!! 設定めっちゃ好みだし、これからも更新頑張ってください! (2018年3月22日 2時) (レス) id: 2aabce13b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空ピース | 作成日時:2018年3月4日 19時

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