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サナ『 ふふっ。今日も気持ちよかった』
『…あっそ』
終わったあとも、なにも着ようとしないサナに少し苛立った。
そこら辺に畳んであったタオルを巻いて、シャワーを浴びに行く。
無造作に置いてある服を手に取り、着る。
特に挨拶もしないけど、キスをサナにして部屋から出る。
あとで知ったこと、サナは財閥の娘だった。
よく考えてみれば、サナが働いてるところなんて見たことなかった。
サナ『私の言うこと、ちゃんと聞いてね？』
サナに、逆らえなかった。
玄樹を悲しませたくなかったし、玄樹の未来を潰したくなかった。
そうして、サナは日に日に束縛していった。
俺を専属執事にしたり、俺の部屋を自分の屋敷に作らせたり
そして、俺たちのルールを勝手に作った。
サナ『何処かに行くときは、挨拶はなくてもいい。でも、深くて甘いキスをしてね。私は毎日抱いて？あまーくね。私の言うことは絶対。』
サナになにをされようと、言われようと
反抗しちゃいけない。
玄樹に、会いたい。
また一緒に遊びてえなあ。
高校生になって、まともに会ってない。
偶に会っても、サナが時間をくれない。
.
.
.
夜、またいつものように服を脱ぐ。
サナをふわふわのベッドに押し倒して、
ため息を押し殺す。
色んなところにキスを落として、
触る。
これも、サナの掟。
.
.
.
サナの脚を雑に開いて、口付けすれば
甘い声と癖のある匂いが部屋に充満する。
サナ『ゆうっ、たぁ っ … 』
心ここに在らずみたいに、腰を振る俺。
気持ちよさそうに顔を歪ませるサナ。
吐きそうになるのを堪えて、一心不乱に腰を振り続ける。
萎えてく其れを、誤魔化すように。
.
.
.
そんな俺に、一本の電話がかかってきた。
『じん っ、ぐう じい っ …… うぅ っ 』
大好きな、大切な、心友の声。
サナには起きなかった、熱くなる衝動。
もう家族同然の玄樹の元へ、
俺は散らばった服を着て飛び出した。
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かな(プロフ) - 3のパスワード教えて下さい。 初めて読んだときから、好きです！これからも、頑張って下さい。 (2019年10月1日 7時) (
レス) id: 322145fa2d (このIDを非表示/違反報告)
橋本環奈 - ぜひ！3のパスワードを教えていただけたら嬉しいです！いつも応援してます！とっても面白いです！ (2019年8月7日 1時) (レス) id: 17a4189406 (このIDを非表示/違反報告)
るき - 主人公の言葉ひとつひとつが深く感じます。続きが見たいので、次回作のパスワードを教えて下さい。 (2019年3月5日 20時) (レス) id: 2b9c721596 (このIDを非表示/違反報告)
りんくま - 凄くおもしろいです！読んでいるうちに、どんどん物語に引き込まれていきます。パスワード教えてください。 (2019年3月3日 19時) (レス) id: b5999825e3 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズ大好き0618 - 次回作のパスワード教えてください。すごく感動しました。途中で出てきた主人公の言葉すごい感動しました。 (2018年7月29日 22時) (レス) id: 71b7752c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪姫* | 作成日時：2015年7月24日 7時
