正反対なはずでした。〔JW赤×JW緑〕 (ページ8)

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８* ページ8

神side

うへぇ、帰りの時間なってもうた...

行きたないなぁ...帰っちゃおうかな。

『...まぁ、帰らせへんけどな？』

神「あ、...」

...終わった。

神「あの、話ってなんなん？」

『ん？まぁ、後々わかるから着いてきなよ』

神「...？わ、分かった...」

俺は素直に従うことにした。

.

.

なんて言われて連れてこられたのは体育倉庫...

...なんで？

神「...え？なんで体育倉庫なんか...」

『...そりゃ、バレないため？』

神「は？」

いきなり1人が俺の手を押さえつけてきて、もう1人が俺に馬乗りになる。

...ん？、何すんの？

『ほんまはなぁ？ずっとこうしたかってんけど、あの重岡とか言う奴が居ったせいでこう出来ひんかってん。』

『けど、そんな待つくらいやったら、俺らが無理にでも神ちゃん奪ったるわ思って...笑』

やだ...っ、やめてや、

思ってはいるものの声には出せへん。

嘘やん、今までそんな事考えとったんか。

最悪や。

神「ひっ...や、だ...！」

『もーそんな怖がんなくてもええやんか笑』

『俺ら優しくしたるで？』

そんなん囁かれても気持ち悪いだけやんか。

もーやだ、逃げたい。

でも、逃げられない。

...詰んだ。

神「し、げ...っ、おか、く、ん...っ！」

『ﾁｯ...。ここに来てまだ重岡か...』

『いい加減諦めたらどぉや？

どーせ助けなんて来おへんし。笑』

こういうことされるんなら、せめて重岡くんが良かった。

とか

重岡くんやったら、どんな気持ちやったやろ。

とか、

こんな状況なのに頭の中は重岡くんでいっぱい...。

...あぁ、そうか、

やっぱり俺...、重岡くんの事が...

ごめんね、重岡くん。

せっかく好きになって貰ったのに。

好きな人がこんなのとか、嫌だよね。

そう思い、諦める為に目を閉じた。

.

.

ﾊﾞﾝｯｯ!!!!!!

突然、体育倉庫の扉が開き

今俺が最も会いたくて、最も求めていた人が見えた。

重「俺の智洋に何してんねん」