正反対なはずでした。〔JW赤×JW緑〕 (ページ17)

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神side

重「...へっ、」

神「ぎゅう、するんやないの？」

ぱっと手を広げるとぽすんって素直に収まる重岡くん

神「ねぇ重岡くん、」

重「...なぁに？」

俺の肩に顔を埋めたまま動こうとせぇへん

多分、照れてるんやろな。

自分から言ったくせにね、笑

神「1週間で、俺を惚れさせるってやつ」

重「お...おん、」

神「もう、終わりにせぇへん？」

ばっ、って俺から離れて泣きそうな目で訴えかける重岡くん

どうやら勘違いしてるみたい

重「い、ややっ、嫌いにならんでっ、！」

神「ちゃうよ、そういう事やない。

聞いて？重岡くん。」

重「...じゃあ、なに？」

嫌いにならんで、とか、嫌いになれるかっちゅうねん

神「もう、惚れてるから」

重「...え？」

神「重岡くんに、惚れました。」

ぽかーんて間抜けな顔。

そんなとこも好きだなと思える俺は相当惚れてるんやろーね。

1度口に出したら、止まらなくなる

神「重岡くんの今まで気付けなかった男らしいとこや、カッコイイとこ。ほっぺに笑窪ができる所とか、どこまでも優しい所。そしてこんな俺でもずっと好きで居てくれるとこ。全部、全部好き。」

重「ちょっ、ま、待ってや！

急に言われたら恥ずいやんか...、」

神「そこも、」

重「へっ？」

神「照れ屋なとこもすき、」

かああぁ、って重岡くんの顔が赤くなる

重「...俺も取り消す、」

神「...え、？何を？」

重「...自分から、神山くんに告白しないって言ったこと、取り消す。」

俺の手をきゅっ、って握って真剣な表情でこちらを見つめる

あまりに見つめられるから逸らしそうになってしまうが、頑張って俺も見つめ返す。

重「おれ、神山くんが好き、付き合って欲しい。

色んな所だって行きたいし、色んな思い出を神山くんと残したい。」

ちゃんと最後まで俺を見て言ってくれた。

俺の返事は勿論

神「はい。お願いします。」

これ以外、見当たらないだろう。

重「っ、やったあああ...！！」

俺を抱きしめてその場に倒れ込む

2人で見つめあって、そのままキs...

『2人ともー！！ご飯できたでっ！！！』

...そんなに神様は優しくなかったみたい。