5話 ページ5
教室のドアを開けるのは毎回勇気がいる
ドアに掛ける手が震える
両肩をポンッと叩かれはっとする
「大丈夫だヨ、私がイル」
「……うん」
その言葉に安心してドアを開ける
みんなに注目されるがいつも通りの視線と違っていた
「誰々？このイケメン……」
「転校生？？」
「かっこいい……」
みんなノートンに夢中だった
「転校生なんて聞いてないぞ！」
珍しく先生がこの時間に教卓に立っていてノートンの姿に驚いていた
「急遽転校してきまシタ、ノートン・キャンベルデスヨロシク」
ニコッと笑うと女性陣は黄色い声をあげていた
そこにナワーブがやってきてノートンを見ながら耳打ちをする
「あいつ誰なん？」
「いとこです……」
「いとこなんかいたか？……まあいいかAをいじめなければ良いわ」
ナワーブが単純で良かった
モグラを助けたら人間になりましたなんて言えるはずがない
「あ、ちょっとトイレ行ってくる」
「おー行ってら」
鞄だけ机に置いてトイレに行く
ノートンside
「ノートンくん席隣になろ！」
「えー私の隣でしょ」
私の腕に絡みつき言い合いしている女達
「Aの隣が良いデス」
表面だけニコニコしながら言えばみんな目を丸くしていた
「あの子はだめだよ」
「近くにいると呪われるよ……」
「俺の隣にしなよ……」
Aに対してひどいことを言う
Aのこと何もわかってないくせにそんなこと言うな……
「俺から見ればあんたらの方が呪われそうで近付きたくないんだけど
これ以上言うならどうなるかわかってる？」
「「「…………」」」
冷たい視線で見下せば黙りこくる
「今日からヨロシクおねがいしマス」
またニコニコして席に座る
「なるほどね……」
緑色のフードの人がニヤリとこっちを見ていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かみきれ(プロフ) - 作者様、あなた神ですか…？お気に入り登録失礼します！ (6月9日 16時) (
レス) @page9 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
見知らぬ猫 - わー！ノトキャカッコいい…！素敵な作品が読めて良かったです！ (2022年11月6日 18時) (レス) id: 9c10c18c2c (このIDを非表示/違反報告)
Eli - 間違えました！！幸せになれる未来でした！！！すみません (2020年2月14日 21時) (レス) id: 1d01e49d2e (このIDを非表示/違反報告)
Eli - もう夢主ちゃんが幸せになれぬ未来が見えますね!!もうわかっています！！！ (2020年2月14日 21時) (レス) id: 1d01e49d2e (このIDを非表示/違反報告)
月虹の夢 - 最高です (2020年2月2日 19時) (レス) id: fc2081acba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：救助狩全一 | 作成日時：2020年1月14日 12時
