雑草が9本 ページ9
「さっぱりしたぁ……！」
歩く度に水滴がポタポタと床に落ちていく
ドライヤーが丁度壊れたから女子力が高いいわゆるjkマンちゃんにドライヤーを借りようとドアを開ける
すると目の前に人が立っていて危うくぶつかりそうになった
「うわっ…………っ！？」
「あ、ごめ……ショッピくん？」
ショッピくんは私の姿を見て顔が赤くなった
だって今タオルで拭いたがまだ垂れていてバスタオル１枚巻いているだけだもん
「なんちゅう格好してんですか！！
仮にも女ですよ！」
「仮じゃなくて正真正銘の女！
ドライヤーが壊れたからマンちゃんに借りに行こうかと」
「ぼ、僕ドライヤー持っているんで早く部屋に戻ってください！！」
背中をグイグイと押されて無理やり部屋の中に入らされた
しばらくするとドライヤーを持ったショッピくんが入ってきた
「ありがとうショッピくん」
お礼を言ってドライヤーを取ろうとすると何故か蹴られて座らせられる
「なんで蹴るねん！素肌だから痛いの！！」
「先輩は乾かすのが下手くそですから僕がやります」
乾かすのに上手い下手があるの！？
コンセントを差し電源をONにして乾かしていく
何も話すことがなくお互い無言でいると電源を切ったどうやら終わったらしい
鏡を見るといつもはねている毛先がなくてサラサラになっていた
「え、凄い……」
「どうせ先輩乾かすときワシャワシャやってんでしょ
根本から毛先まで手ぐしで乾かすと良いんですよ
あと髪の流れに合わせて乾かす」
乾かすのが一番大事ですよとデコピンされる
「そうなんだ
ショッピくんも私より女子力高いね！」
「そりゃあ先輩は女じゃありませんから」
「女だわ！でも
ショッピくんが手ぐしで私の髪をやってくれたとき気持ち良くて好きだよ」
すると急にゴーグルを付けて私の目を手で隠した
「はああぁぁ……ほんっと先輩は阿保ですよね」
「阿保とは何じゃ！それよりはよう手を退かせ！！」
ギャンギャン吠える私はショッピくんの顔が真っ赤なんて知らない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 306人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
* FRISK(プロフ) - グルちゃんの一つ一つの行動とかセリフで自分が自爆しかけましたわ． (2019年6月9日 3時) (
レス) id: 3dcbd16799 (このIDを非表示/違反報告)
ユズノキ(プロフ) - なう@紺狐さん» コメントありがとうございます！はい、確かにこのときはグルッペンでいっぱいです。しかし後々読んでいくと二人の優しさに気持ちが揺らいでしまってグルッペンが本当に好きかどうか分からなくなってしまいます。 (2018年4月30日 7時) (レス) id: fa4eb191f1 (このIDを非表示/違反報告)
なう@紺狐(プロフ) - ゾムもショッピ君もそうだけど、何より12話のグルッペンが夢主のこと自分の髪形にするところ想像して私の中はグルッペンでいっぱいなんじゃ…(まだそこまでしか読んでないんで進展が分からないのですが気持ちが抑えられませんでした…すいません) (2018年4月29日 23時) (レス) id: ab8a1fba48 (このIDを非表示/違反報告)
ユズノキ(プロフ) - みるくれーぷ。さん» コメントありがとうございます！ショッピくん良いですよね！ショッピくん落ちがあんまり少ないのでもっとショッピくんにキュンキュンできるようにかいていけたら良いなと思っています！ (2018年4月29日 9時) (レス) id: fa4eb191f1 (このIDを非表示/違反報告)
ユズノキ(プロフ) - ふぃよーるどさん» コメントありがとうございます！私も個人的に総統と夢主のやりとりが大好きです！今後も総統を絡めてイチャコラできたら良いなと思っています！←主旨ちゃう (2018年4月29日 9時) (レス) id: fa4eb191f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
