『粉っぽいアイドルやってます』5

◯粉ガールと___ 4 ページ4

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〜中間side〜







中間「…なあ、今日って雑誌のインタビューで終わりやんな？」






小瀧「せやで〜




しかもなんかライターさんちょっと遅れるらしいから2時間くらい伸びるらしいわ〜Aも遅刻やしなんや今日は時間にルーズな日やな〜」







重岡「Aほんまどないしたんやろな」







中間「…じゃあ、ちょっと外出て来てええ？





すぐ帰ってくるから」






桐山「まあ別にええんちゃう？





ていうかどないしたん、珍しいやん淳太くんがそんなんするん」






中間「…まあな、





ちょっと上手いことマネージャーに言うといて、すまんな、」









そう言って足早に楽屋を出た






ちょっと外出る言うても、行き先は、






京都やねんけどな






はは、全然ちょっとちゃう






中間「…昨日から嫌な感じしててんな、




電話あった時から、」






実は昨日の夕方頃、Aから連絡が来ていた





まあ俺は絶賛少クラの収録中やったから電話には出られへんくて、





折り返し電話したんやけど出えへんかってんあいつ。





代わりにこんなLINEが来ていた。





A実家にちょっと帰るから、連絡付かへんくなったら来て欲しい





◯







中間「…来てもうた」





車で大阪から京都のAの実家まで来たのはいいが、





明らか不穏な空気の漂う白粉家。






インターフォンを鳴らすものの家の中からは物音１つしない。






…もしやと思いドアに手をかけてみると、







ガチャ______







中間「あ、空いてんのかよ、」






っ、！






中間「なっんや、この匂い、、」





何やら鉄臭い鼻を刺すような異臭に鼻と口を手で押さえ、





中に入ると、





玄関には、俺が去年プレゼントした赤のパンプスが無残に脱ぎ捨てられていた






ただ事では無さそうな生々しい雰囲気に吐きそうになりつつも、






靴を脱いで、恐る恐るリビングに向かった







中間「A、？





おるか、、？





来たで、？






、






、






、






、






…A、？」









カシャン______





、





、





手に持っていた車のキーが、





俺の手から落ち、





音を立てて、血塗れで壁にもたれているAの側に落ちた







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