第7話 ページ7
バタンとドアが締まりファットガムが帰って行った。
「うわ゛わ゛わ゛ぁ゛……」
一気に全身の力が抜け応接間のソファに思い切り腰掛けた。
「あーぁ、社長の見栄っ張り」
「そーゆー所がダメなんすよ！」
「もっとアピールしなきゃアピール〜！」
「うっさいなぁ〜もー！そんなん出来たらこの年になってまでヒーローガチ推しなんかしてないから！！」
勿体ないことをしたと自分でも思う。
助けて貰ったお礼に何か理由をこじつけてきっかけでも作ればよかった。
「はぁぁぁぁぁ……」
「しゃー、ちょ。ため息デカすぎ。ファットガムめっちゃ心配してましたよ。無理してるんじゃないかって」
「ファットガムが…私のことを心配…？！」
嬉しさより申し訳なさが勝つのは私の性格上なのか。
心配事を増やしてしまってごめんなさい〜！！
心配ご無用です〜！！
でも貴方のせいでキュン死はしそうです〜！
「この飴ちゃん、絶対食べれない…腐っちゃう…どうしよ…」
「食べればいいんですよ。それでまた貰えばいいんです」
さも当然と言ってのける部下にそれが出来ないから悩んでるんでしょ！とキレ気味で言ってのけた。
「食べないのも申し訳ないし、美味しい時に食べたいし、でも食べないで取っておきたいし…」
でも、私なんかがファットガムさんと付き合えるわけないし…まあ1回ご飯ぐらいは食べたかったかもしれないけど、週刊誌とかに取られたらそれこそ一大事だし、これでいい。これでいいんだ。
「あれ、名刺？」
いつの間に落ちたんだろうか…
誰かに踏まれたのかくしゃくしゃになっている。
もー、踏んだなら分かるでしょ…
名刺の1枚ぐらい捨ててくれてもいいのに
「はぁ〜、もぉー！」
手を伸ばして名刺を拾った。
全く落とした覚えがないその名刺は私の名刺とは少し違っていた。
「え、え、、」
「あれ、社長？」
「どうした？」
「いやなんか、社長が動かなくなっちゃって。社長〜！しゃちょー！？！うわ、ダメだ放心してる。はぁ〜、もう何拾ったんですか…」
部下が社長の手から名刺をひったくった。
「わぁ、こりゃ社長もこんなんなりますねwwwあははウケるwwwwww」
その部下が手に持っている名刺はたしかに社長のものだった。
しかし裏面には「暇な時電話したって♡」というメッセージと共にプライベートの電話番号らしいメモが書かれていた。
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彼岸花 - 夢主が熱を出してる時にこっちまで熱が出そうになりました…ヤバい…本当にヤバい…キュンキュンし過ぎてキュン死にしそうになりました！更新待ってます！！ (2020年3月27日 2時) (
レス) id: 20dc08c091 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - すごく好き！！(直球)更新待ってます！！ (2020年2月15日 15時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - 滅茶苦茶面白くて好きです……！ただ、ごめんなさい……最初タイトル見た時に"ファットガムガチ勢"を"ファットガチムチ"と読んでしま(( (2020年2月8日 22時) (レス) id: a3e985f800 (このIDを非表示/違反報告)
死穢八斎會・ヴィラン最高(プロフ) - すき (2019年12月17日 21時) (レス) id: 88daa40424 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: 8483ab858b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サワークリーム | 作成日時：2018年10月14日 22時
