第6話 ページ6
「ひょぇ…」
「飴ちゃんやろーな」
「ひゃっ、え、うそ…」
手を掴まれ、その上に乗せられたのは飴…
「ヴァー！！！え、え、貰っていいんですか？！」
「社長、きもい。抑えて」
「んっん！！ありがとうございます…！」
咳き込んでさっきのセリフをなかったことにした。
「あっ、そ、そうだ…痴漢、昨日の痴漢の話ですよね…ごめんなさい…話ずらしてしまって…」
あぁ、もうさっきっからヘマばっかりじゃん私…！
推しだぞ！長年思い続けてきた推しだぞ…！！
「その事なんですけど、私はいいです。」
「社長！？、嘘でしょ！？ついに頭いかれたんですか！？！？」
「うん、さっきっから社長に対して反応酷すぎるからね？こないだの人多分ですけど、私以外にも多数の被害者の方々いますよね？」
「おん、おるけど、よォわかったな。」
空気をピリッと変えた。
ここからは真面目な話だ。
「だから、他の人達に任せます。私は訴えませんし、示談もなにもいりません。夜中に襲われただけですし、実際こうして難なく仕事もできてます。」
心のダメージも身体的ダメージもゼロじゃない。
傷ついていないわけじゃない。
でも、思ってしまう。
あの人がいなければ私はこうしてファットガムと話せることもなかった。
そこだけは、感謝してもしきれない。
許したわけじゃないけど、でもいいんだ私はこれで。
「御足労いただいて申し訳ありませんでした。ファットガムもパトロール等ヒーロー業があると思いますし、本日はこの辺で」
「ほんまにええの？」
「はい、」
それじゃと互いに席に立ち、部下に玄関まで送って差し上げてと仕事を頼んだ。
なんともいえない顔で私を見つめる部下にいいのと顔で示した。
「あ、でも一つだけいいですか？」
応接間を出かけたファットガムが振り返った。
「昨晩は助けてくださってありがとうございます。これからもヒーロー頑張ってください」
ニコッと笑ってガッツポーズをした。
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彼岸花 - 夢主が熱を出してる時にこっちまで熱が出そうになりました…ヤバい…本当にヤバい…キュンキュンし過ぎてキュン死にしそうになりました！更新待ってます！！ (2020年3月27日 2時) (
レス) id: 20dc08c091 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - すごく好き！！(直球)更新待ってます！！ (2020年2月15日 15時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - 滅茶苦茶面白くて好きです……！ただ、ごめんなさい……最初タイトル見た時に"ファットガムガチ勢"を"ファットガチムチ"と読んでしま(( (2020年2月8日 22時) (レス) id: a3e985f800 (このIDを非表示/違反報告)
死穢八斎會・ヴィラン最高(プロフ) - すき (2019年12月17日 21時) (レス) id: 88daa40424 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: 8483ab858b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サワークリーム | 作成日時：2018年10月14日 22時
