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no side
Aは今日のことで疲れたのか、ケーキを食べると直ぐに眠ってしまった。
机に突っ伏して「すぅ」と可愛らしい寝息を立てる彼女の綺麗な髪の毛を、Nakamuはそっと耳にかける。
「生徒会か…確かあの学校の生徒会って有名じゃなかった？」
「それ聞いたことある。確か全員顔が良いみたいな…」
ゲームをしている彼らを他所に、Aに自分のジャージを掛けながらきんときは答える。
「うわ、厄介すぎる。」
「やっぱ我和は辞めるべきだったね。」
「マジでそれ、今からでも学校移せないかな。」
「でもそれ絶対A嫌がるよ。」
「それはもっと無理、どうしよきんとき」
「まあ、変なことしないならそのままでいいんじゃない？」
「一旦見守るか。」
彼らは幼い頃から彼女と共に人生を歩んできた分、彼女に一定以上の執着があった。
その中で彼女を他所のケダモノに取られまいと努力を重ねた結果、アイドルという【A】が生まれた。
そんな彼らにとって、男、しかもイケメンだらけの生徒会ほど脅威的なものはなかったのだ。
「まあAも嫌がってたし大丈夫だよ。」
「だってAには俺ら以外の男なんて必要ないもん。」
「とりあえず慎重に、ね。」
彼女の真っ白な陶器のような肌にそっと指を添える。
「んぅ」と擽ったそうに声を上げる彼女を見て、Nakamuは今にも感情が爆発しそうだった。
「あーヤバい、好き。襲いたい。」
「ダメ、そういうのは大人になってからの約束でしょ。」
「よくきんときは我慢出来るよな、誰もいなかったら俺ヤバかったよ今。」
「別に俺だって我慢できる訳じゃないよ。なんならハジメテは貰いたいと思ってるくらいだし。」
「それはここに居る皆そう思ってるだろ。」
「確かにね。」
チラッとゲームをしている群衆を見る。
スマ○ラを始めたのか段々と騒がしくなってきた。
きんときはそっとAを抱き上げ、彼女の寝室に運ぼうとする。
「あれーきんときさん。どこ行くんですかぁ？？」
「お前らがうるさいから寝室に連れてくんだよ。」
「過保護だなあ」
運ぶ姿を見てBroooockはおちょくる様に言う。
内心は自分が運びたかったと思っているが、顔には一切見せなかった。
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WhiteTails
・Aの事が死ぬほど好き
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作者名：らあ。 | 作成日時：2023年1月2日 19時
