転校生は、不思議な力をもった無表情少女(地獄先生ぬ～べ～) (ページ35)

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第三十一話ページ35

絶鬼side

出たよ、人間の悪い癖

みんな仲良しこよしみたいなくだらないことですか

俺は、人間のこーゆーとこが嫌いだ

友達だの仲間だのくだらない

A､目を覚まさせてあげるよ(ﾆﾔ

どれだけ人間が愚かで汚いものか

そして、俺のものなればいい

そしたら俺が本当の美しさや強さ

幸せを教えてあげるよ

あんな、潤とかって言うやつより俺の方がよっぽどマシさ

まぁ待っててよ

もうすぐ、こいつを倒して覇鬼兄さんを開放するからさ

ちょっとだけ待っててよ

あなたside

みんな､能力のコトは話したけどまだ智のことは、潤以外でこの学校の人で知っている人はいない

まだ､自分自身の中で整理出来てない部分もあるから

ここに来てからたまに智らしき気配を感じるけど私たちには、幽霊は見れない

そこは、やっぱり人間だ

コンコン

和｢A､ちょっといいですか？｣

あ｢和にぃどーしたの？｣

和｢最近、どう？｣

あ｢どう？って？｣

和｢能力のことは？｣

あ｢クラスの子にはバレちゃった｣

和｢えっ！じゃあ…｣

あ｢それは安心して今回の子達は理解してくれたから｣

和｢そうなんですか｣

あ｢うん｣

和｢それは、よかった
それで？制御の方は？｣

あ｢なんとか｣

和｢そ～ですか
やっぱり、兄さんたちには言わないの？｣

あ｢まだね
智のコトも整理してる様でしてないっていうのかな？こう、出来てない部分もあるからさ｣

和｢私は言った方がいいと思うけどな
きっと兄さんたちも分かってくれるよ
大野さんのコトだって詳しくわかってるのは私だけですよ
家族の中じゃ
兄さんたちも大分心配してますし｣

それを聞いて私の中にある何かがプツンと切れた
あ｢うるさい！
和にぃに私の気持ちの何がわかるよ！！
どれだけこのことを言うのに勇気がいるか！どれだけ怖いか！智のことでどれだけ自分自身を責めたか！どれだけ後悔したか…どれだけそれで泣いたか!!(泣)
和にぃは､自分のせいで大切な人を失ったことなんてないからわかるわけないでしょ！！
この気持ちが!!(泣)｣

和にぃは､びっくりした顔して

和｢そうですよね
ごめんなさい、ちょっと偉そう言い過ぎましたよね
部屋戻るね｣

あ｢あっ、ごめん
私の方こそ言い過ぎた｣

和｢ううん、いいですよ
事実なんだし｣

あ｢ほんとにごめん｣

あぁぁ！！何やってんだよ私

なんで和にぃにあんな言い方しちゃったんだろ