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フョードルサイド
?「…貴様ッ…!!敵襲か!!!!」
「早まらないでください」
「ぼくはそんな野暮用で来たりしません」
?「なら何なんだ!!俺の理想には[魔人が訪問する]などと書いてない!!」
「…」
そう、今日此処に来た理由は太宰君に会うためだ。
ぼくだって出来れば会いたくないが、Aのためだ。
「太宰君、起きてください」
太宰「…!…えっ…うぇ…」
明らかに嫌そうな顔をして起きてくる
「Aの異能を解いてください」
太宰「…いや、え?隠し子?」
「違います」
面倒臭そうにAに手を触れる
「解けましたか、ありがとうございました、では」
太宰「いやいやいや、待て、彼女を置いていきなさい!」
何故でしょうか
Aはぼくの物です
太宰「賞金がかけられている異能力者だろう?!」
そんなの関係ありません
利用なんてしませんよ
「貴方には関係ありません」
『…ん…』
…まずい、Aが起きてしまう
予定より早かった…
『えっ…』
「おはようございます」
今にも口付けてしまいそうな距離に彼女は焦っている様子
『んぎゃああ!!!!』
ジタバタしても離れませんよ
『…ここどこー貴方だれー』
諦めた様ですね
というか…
一番認識して欲しくない人に彼女を会わせてしまった…
太宰「!!!君っ!!よく見たら!」
太宰「美しい肌…輝く髪!そして可愛らしい声!!」
太宰「是非!!私と心i中してくれるかい?!」
やめてください
Aが困っています
『え…心i中って…タヒぬこと…?』
「A、良くありませんよ」
『え、でも』
「…さっきの事、覚えていないのですか?」
彼女は赤面し、顔を隠した
『…っ、いや、その…』
「分かったなら良いんです」
爽やかな笑顔を向けたが、怖がられてしまった
太宰[…Aちゃん、」
『ひゃっ』
…ぼくより太宰君の方が怖いみたいですね
貴女の感性は全く分かりません…困りましたね
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作者名:不夜城 | 作成日時:2023年1月16日 19時