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至side
時刻は4:30。そろそろ臣が起きてくる時間かなと思っていると、
玄関で物音がした。
あれから、場所をチェンジして、
談話室でゲームをしていた俺達は、
声を出さずに顔を見合わせて、
談話室のドアを開けた。
するとそこには、
いつもとは違う格好をしたAがいた。
「あーあ。見つかっちゃった。」
と、俺達の顔を見るなり、Aが言う。
「どこ行ってたの?」
「散歩。」
「アイライン残ってるよ。」
と万里が言えば、
「え!?うそ!」
とカバンを漁り始める。
「うそ。」
と万里が笑う。
「で?散歩にメイクして出かけるAさん?
なんでそんな服着てんの。」
このクソ寒い冬に、胸元の開いた服にミニスカ。
いつも体型を隠すような服を着ているAは、
モデルをやっているだけあって、
そのスタイルに目を奪われた。
「ねぇ。俺らにまだ隠してることあんの?」
そう言って、
二人で壁に追い詰めて、俗に言う壁ドンみたいなことをする。
怖気付くというよりは、
どうしよう。やばいという顔をするAは、
なにか見つけて目をつぶった。
刹那、俺の頭への痛みと万里の声がした。
「ったー!」
「何してんすか。Aさん困ってるじゃないっすか。」
直後、その喋り方で気づいたが、
顔を上げると綴がいた。
「ったく。Aさんも早く部屋戻った方がいいっすよ。」
という言葉にAは部屋へ戻って行った。
結局、Aがどこに行ったのかはわからなかった。
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みく - とても面白かったですはやく次がみたいです私それぞれの組で至さん幸くん秋組は二人になるのですが万里さん左京さん密さんが推しです (2021年8月24日 2時) (レス) id: 668212e334 (このIDを非表示/違反報告)
みく - とても面白かったですはやく次がみたいです私それぞれの組で至さん幸くん秋組は二人になるのですが万里さん左京さん密さんが推しです (2021年8月24日 2時) (レス) id: 668212e334 (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩幸 / 藤瀧流望(プロフ) - 卯月さん» リクエストありがとうございます!左京さんとの絡みですね!書かせていただきます! (2018年3月24日 1時) (レス) id: b42a8ed664 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 左京さんとの絡みがみたいです!!特にシチュは無いです!! (2018年3月23日 21時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩幸 / 藤瀧流望(プロフ) - るいさん» 返信ありがとうございます!書かせていただきますね! (2018年3月23日 17時) (レス) id: b42a8ed664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:斑鳩幸 | 作成日時:2017年11月4日 17時