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彼が唱えた魔法で動きが止められる。
魔法名を聞くに影でも操っているのか。
止めたり、人を操ったりして
幾度となく人を殺めたのだろう。
だが、舐めてもらっては困る。
私だって意地があるのだ。
抗わせてもらおう。
『ねぇ、知ってる？
魔法使い同士の戦いにおいて
重要なのは戦略、技術、スピード
色々あるけど結局のところ鍛錬の時間だ。
必ずとは言えないけど
長く、精密な鍛錬をした人が勝つんだよ。』
そうダウトに向けて話すと
当たり前だろ、
と言うかのように眉を上げる。
『(慢心してる所を
突くのが最適なんだよね。)』
『【リジェネレイト】』
これは以前使った魔法＿＿。
そう、
《魔法がかけられ動けなくなった場合は
相手の魔力量より多ければ》
行動不能を解除する魔法。
それで私は再度、動き出す。
自身の魔法が破られたダウトは
焦っている様子だ。
ゾルトラークを乱射し始めた。
走りながらゾルトラークを
防御魔法で全て弾きダウトに近づく。
ダ「何で、効かないんだよぉ‼
俺は850年以上生きた魔法使いだぞ‼
お前は、せいぜい150年程度の魔力だ。
それなのにどうして俺が押される⁉」
『ふぅん。驚いたね。
そこまで読み取れるんだ。』
杖を消して走った勢いを殺さずダウトに
回し蹴りを喰らわせそのまま馬乗りになる。
＿＿首元に手を添えて。
『今どきの魔族は駄目だね。
戦闘経験が少なすぎる。
自分の得意魔法を敵に命中させただけで
勝ったつもりか。
一般人相手なら強いだろう。
でも、魔法使い同士じゃあ底辺だね。』
そして、制御していた魔力を開放する。
ダウトにだけ聞こえるように
私は口をダウトの耳に近づける。
自分の髪が重力に沿って
ダウトの顔のそばに落ちた。
私はそっと告げた。
『ダウト。お前の前にいるのは
1000年以上生きた魔法だ。』
断頭台のアウラへフリーレンが
言ったと教えられたあの言葉を。
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hori-kano - 好き……🤤 (3月23日 15時) (
レス) @page40 id: 9afa3cd547 (このIDを非表示/違反報告)
天歩(プロフ) - 纏めるの上手ですよ！すごく読みやすいですし､読み応えがあってとても面白いです！応援してます！！！ (3月18日 12時) (レス) @page37 id: 89d9d234ac (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - 作者さんのペースで、更新して頂ければ有難いです😆応援しております☺ (3月17日 22時) (レス) @page37 id: bdd6c18434 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - コメント失礼します！すごい好み、、めっちゃいい！続き楽しみにしています！ (2月22日 8時) (レス) @page13 id: 7e780c0905 (このIDを非表示/違反報告)
病み期のりんご - え待ってください作者さん天才ですか！？ですよね！更新頑張ってください！！ (2月20日 6時) (レス) @page10 id: 61de1a3c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：君＿。 | 作成日時：2024年2月4日 20時
