41 - F ページ42
.
ki｢にしても、Aさん、
髪の毛ほんと短くしたんだね｣
m｢ほんとほんと、でも似合ってます！｣
｢ほんとですか？？ありがとうございます｣
s｢中島さんが笑ってましたよ？
髪を短くしたいって言い出したって笑｣
t｢理由が理由だもんね〜｣
あはは〜なんて笑う彼女に
やっぱ、笑っちゃいますよね〜？なんて
同意を求める中島さん。
挙式する時は普通、女性は髪を伸ばすらしい。
なのにAは、逆に髪を短くした。
なんか、人と違うようにしたかったらしい。
それがAらしいなって、中島さん経由で
聞いた時は少し笑ってしまった。
『失礼します、
ではゲストの皆様、移動お願いします』
スタッフさんの指示に従って
ゾロゾロと7人で式場へ向かう。
y｢太輔、Aさん幸せそうだね。｣
気がつくと横には当たり前のように渉が居て。
そう俺に話しかける表情に
あぁ、渉なりに心配してくれてんだなって、
｢そうだね、良かった。
…幸せそうで。｣
そう、笑いかければ渉は
安心したように肩を組んで笑った。
y｢太輔はやっぱ、かっけーわ。｣
｢んだよ、それ笑｣
｢藤ヶ谷さん！｣
渉が言ったことに照れながら歩いていると
…明らかな____彼女の声。
なんで…？
驚いて振り返れば
｢忘れ物です｣
とAが俺の方へ歩いてくる。
…忘れ物？
この光景に渉は俺の肩をトントンと叩いて
｢先行っとく｣
そう、囁いた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 324人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れんり。
| 作成日時：2019年3月3日 14時
