42 - F ページ43
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｢すみません、足を止めてしまって｣
俺に追いついたらしく、、
渉の後ろ姿を見送って振り返ると、すぐ後ろに
少し頭を下げた彼女がいた。
｢忘れ物って？｣
｢…あぁ、 えっと、、｣
何故か戸惑ったような行動をするAに
｢ん？｣
そう、目線を合わせれば
｢ … 私との会話
って言ったら引く…かな__？笑｣
恥ずかしそうに俯きながら___尋ねてきた。
｢…
ふははっ
なんだよそれ笑 相変わらずだなぁ｣
2人で喋れる距離になれば
さっきの他人口調から一変して親しくなる。
気まずくない、俺ららしい会話。
｢あはは、
そんな1年で私の人格なんて変わらないよ笑
.
久しぶりだね、元気だった？｣
｢まぁ、そこそこ？そっちは？｣
｢そっかぁ、 私はね、見ての通り元気だよ
昨日なんてね、式前日なのに
ご飯おかわりしちゃったんだから！｣
｢そりゃ、元気満たんだな。
いいママになるんじゃない？よく食べるって笑｣
｢ふふっ、そうかも！
……あの、ね？太輔、｣
少しトーンを落として話すAに
｢ん？ どした？｣
目を覗き込んで相槌をうてば
.
｢ありがとう。｣
｢…え？｣
思いもよらない返事が返ってくる。
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作者名：れんり。
| 作成日時：2019年3月3日 14時
