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f「ねぇ、ほんとに帰っちゃう?」
日が沈みかかれば
玄関先で恒例の駄々こねタイム。
「ん、帰るよ」
彼が帰ってくる前に
シャワー浴びて香りを消して
彼の家で待ってなくちゃいけないから。
f「次に会えるのはいつ?」
「太輔も忙しいでしょ?
無理に私に会おうとしなくていいんだよ?
疲れてる時はしっかり休まないと。太輔の仕事は自分が1番大事なんだから。」
f「俺が会いたいの。
それに、Aに会ったらいつもよりぐっすり眠れるだろうし、何よりもその方が疲れが取れるもん。
ねぇ、いつ?」
泊まらなくても、会える時は全て会おうとする彼に嬉しさも感じながらも、心配してるのに…。
少年のように首を傾げて
「いつ?」
なんて聞かれたら、
…無視できるわけがない。
「もぅ、、
来週の終わりの3日間は星哉忙しいから帰らないって言ってた。
私もその内の2日は休みだし、そこで会えると思うけど…。
…でも星哉が3日間忙しいってことは太輔もじゃない?」
タレントが忙しければその分マネージャーはもっと忙しくなる。
そう、星哉が前に言ってたのを聞いたことがある。
なのに
太輔は嬉しそうにニコニコしながら
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作者名:れんり。 | 作成日時:2019年3月3日 14時