目を覚ますなら君とがいい。

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Ki side



藤ヶ谷が退院した日、俺は藤ヶ谷の家に来ていた。




F「北山が家にいるなんて不思議だな。」


「色々把握しないといけないからな。藤ヶ谷の家、the藤ヶ谷って感じだな。」



F「それって褒めてんの？けなしてんの？」


「褒めてるよ!!」


F「嘘だー。なんだよ、the藤ヶ谷って。」




「まぁいいだろうー。今後の予定はレギュラー番組はいつも通りでドラマとかはちょっと待っててな。」



F「ドラマのオンエアいつだっけ？共演者の方々にも謝らないと。」


「俺、今日から藤ヶ谷の家に泊まるから。よろしく。」


F「えっ、聞いてないけど。」


「だって今決めたもん。いつ寝るかわかんねぇしさ。」



F「それはそうだけど…。」


「はい決まりー。ご飯にする？お風呂にする？それとも俺？」




F「んー、じゃあ北山。」


「へっ!?」



今俺の聞き間違いか？


今北山って聞こえたぞ。



F「北山がいい。」



マジで言ってたのか!!


考えてる間に藤ヶ谷が抱きついてきた。


F「北山がいいなっ。」


そう言って重くなったと思ったら藤ヶ谷が寝てしまっていた。



ベッドに藤ヶ谷をねかせて布団をかけてやった。




「なんで、俺がいいって言ったんだろ？」



俺も藤ヶ谷がいいな。

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