先輩ですから【wrwrd】

先輩3 ページ3

「先輩、先輩！」







ショッピは私に懐いてくれた。







何か出来た時に、頭撫でてください！と催促してくるのがちょっと可愛い。







「どうしたの？」

「書類処理、1発クリアしたんすよ！」

「え、凄いじゃん！」

「先輩、先輩。頭、頭！」

「はいはい。」







偉い偉い、と頭を軽く撫でるとショッピは目を閉じてふにゃあ…と微笑んだ。







私の先輩にはこんな表情はしないらしい。







『何でAにはすんのに俺にはせんのや…。』







と少し嘆いていたのを思い出した。







「ショッピ、そろそろ昼ご飯だよー。」

「はい！行きましょ。」








少し残念そうに、しょん…とした後ショッピは私の手を引っ張って食堂まで行く。







「マジでショッピィ…お前、何でAにそんな懐いとんの…。」

「俺の先輩っすから。」

「あはは、仲ええなぁ…！」







先輩はしゃけを頬張りながら、じとーとショッピを見て。







シャオロンはカラカラ笑って。







ショッピは平然とした顔で、私のコップが空になるのを待っている。







「ショッピ。私は良いから早よ食べな。」

「了解です！」







「ホンマに、ショッピ…？態度が違いすぎるんやけど…。」

「それほどAが優秀な先輩なんやろ。」







先輩とシャオロンの声が聞こえた。







(先輩たるもの後輩には好かれていなくては。)

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