幹部さんと彼女さんの学園生活、見てみましょ【wrwrd】【学パロ】

伝え切れないくらい【shp】 ページ3

「好き、って言って欲しい？」

shp「おん。」







真顔で恥ずかしいセリフを淡々と吐くショッピくん。







いつもはそんな事を言わないから、少し戸惑いながら聞いてみた。







「えっと…まず何でそうなったの？」

shp「いや…エリちゃんとゾムさんの2人見てたら、何かさ。」

「あー…。」







『好きですから。』

『好きやからな。』







お互いのことを聞かれる度に、結構な頻度で答えるそのセリフ。







確かにあの2人を見てたら、好き、って言ってってなるのも当たり前かもしれない。







shp「それに、俺ルナちゃんから好きって言われたこと無いし。」

「え、無かったっけ？」

shp「おん。」







少し不満げに頬を膨らませる彼。







ごめん、ごめんと謝りながらショッピくんの瞳を覗き込んだ。







「好きだよ。」







藤色の瞳が満足そうに細められる。







shp「おん、俺も。」

「…ちょっと恥ずかしいね、コレ。」

shp「そう？」







少しだけ照れながら呟くと、ケロッとした顔で呟くショッピくん。







愛してるゲームとかでは勝てそうに無いです。







「んー…あ、ショッピくん。」

shp「なーに？」

「だいすき。」







不意打ちで呟いた。







ほんのり頬に熱が乗る。







ショッピくんは少し驚いたあと、顔を手で覆った。







shp「不意打ちの上目遣いはずるいで…？」

「ふふふ…！」








指の隙間から見える彼の耳と頰は真っ赤に染まっていた。








(いくら伝えても伝え切れないくらい、貴方が好き。)

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