5.あかぎれだらけ ページ6
ショッピくんとお昼を食べ終えたのだけど。私は少し花壇の点検をしなきゃいけない。
「あー…荒らされてるよぉ…やだよぉ…もー…。」
shp「お疲れ様。」
可哀想に踏みにじられている無残な花たちを回収して、新しい種を植えた。
shp「その種どっから出したん…？」
「家から持ってきたの。多分やられてるな…と思って。」
shp「流石やんな。」
クスリ、と笑いを零す彼を振り返り、自慢げに微笑んで見せる。
「ちゃんと植えた花の花言葉も選んできたんだよ！」
shp「花言葉…。そうなん？」
「うん。」
例えば…と、植えたばかりのスズランを指差した。
「スズランは、再び幸せが訪れる。卒業したばっかの私たちにはぴったりでしょ！」
shp「せやな…！…これは？」
「デイジーは平和。」
shp「良い言葉だね。」
「でしょ！」
丁寧に水やりをして、落ちていた『踏まないで！』の張り紙を貼り直す。
shp「部活入ったばっかなのに、そんな事までせなあかんの？」
「…うん。まぁ、3年生も2年生もあんまり参加してないし。…くられ先生も科学部の顧問もやってるから、あんまり居ないし…。結果的に私に回って来ちゃった。」
参った参った…なんて笑うとショッピくんは、私の隣にしゃがみ込んだ。
shp「手伝うわ。」
「え、良いよ良いよ。やるから。」
shp「手伝いたいのー。…苗貸して。」
恐る恐る差し出すと、丁寧な手付きで花を植えていく手。
白くて綺麗な手なのに、どんどん土で汚れていく。
それに比べて…土をよく洗い流してるから、あかぎれだらけの自分の手を見下ろして、なんだか悲しくなってくるわ…。
「ショッピくん、手汚れちゃうよ。」
shp「Aちゃんにブーメランで返すからね、その言葉。」
紫の瞳がこちらを見て、呆れた様にため息を吐いた。
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ネル(プロフ) - おいちこさん» ありがとうございます…！！ 私の作品をそう言って頂けてとても嬉しいです…！！自分で納得できるまで、小説を執筆して、ストックします…！！ 頑張りますね。 新作も楽しんで読んでいただけると幸いです…！ (2020年3月24日 18時) (
レス) id: 138836bbb2 (このIDを非表示/違反報告)
おいちこ - 私はいくらでもステイできますんでっ！！頑張ってくださいねっっ！ 長文、連続コメ失礼いたしました...新作も読みますっ！ (2020年3月24日 18時) (レス) id: c71da133ee (このIDを非表示/違反報告)
おいちこ - きゅんきゅんして、楽しくて、のめりこめるネルさんらしい作品を、作り上げていってくださいねっ！！プレッシャーかけてるんけじゃないですよ！？ただ、ネルさんなら出来ると思うのでっっ！！ ネルさんが自分で納得できるまで、努力してくださいっ！ (2020年3月24日 18時) (レス) id: c71da133ee (このIDを非表示/違反報告)
おいちこ - この2人好きやから、完結して幸せ...！！ありがとうございますっっ！！ あの、私は下の御二方みたいに素敵な言葉をかけることはできなくて申し訳ないんですけど...私は、ネルさんの作品大好きですっ！えーっと、更新はいくらでも待つので、今までみたいな面白くて、 (2020年3月24日 18時) (レス) id: c71da133ee (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - ミイさん» ありがとうございます…。少し私は好きになってくださっている方の事を見ているようでらみていなかったのかもしれません。 小説にありのままをぶつけてみます…！ スランプ抜けれるように頑張ります。温かいコメントありがとうございました！これからも頑張ります！ (2020年3月24日 11時) (レス) id: 138836bbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネル
| 作成日時：2020年3月21日 11時
