無個性136 ページ43
・
ネックレスを貰った後はそれを身に付けながら店を回り、焦凍は午後から用事があるというので昼食を食べ終わって解散。
そして電車を乗り継いで家に帰った。
玄関には走るように脱ぎ捨てられた薄いピンクのヒールがあった。ということは叔母さんはもう帰ってきてるのか。こんなに早いの珍しいな。
中に入るといつものようにソファに腰掛け缶ビールを片手にテレビを見てくつろいでいる叔母さんがいた。
『もう帰って来てたんだね』
「...ええ、今日は早く終わったの」
昼ご飯は？と聞くとまだ食べていないと言うので台所に立ち適当にラーメンを作る。
そういえば、林間合宿中は叔母さんはどうするんだろう。この人料理できないしな。具材である野菜を切りながら叔母さんに問い掛けた。
『もうすぐ、林間合宿があるの』
なので一週間ぐらい家を開けるね、と叔母さんの方を振り向けば缶ビールを投げ捨て酷い形相でこちらへ駆けて来た。
「そ、それって安全なんでしょうね！？前みたいに敵が襲って来る心配もないのよね！？
あなたも"あの子"みたいに居なくなるの！？やだやだお願いやめて、行かないでっ...！」
縋るように私の腕を掴む。叔母さんは情緒不安定だ。急にヒステリックに怒鳴って手を出して来たかと思えば、その後は目が腫れるほど大泣きする。
こんなことは日常茶飯事でどう対処すればいいかは分かっている。叔母さんの肩を掴んで抱き締めた。
『大丈夫、叔母さん。私はここにいるよ』
「うっ、あ”...お姉ちゃん、お姉ちゃん...！」
大切な人のために泣くのは、やっぱり当たり前なのだろうか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 456人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
携帯持ってるけどやり方が知らん - あ、もうこれ轟さん落ちみたいな話じゃないですか。私嬉しいです(^∀^) (2017年6月15日 21時) (
レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
Riptoon./ @雪村ヒロト(プロフ) - この作品、好きです！！！応援しています！！ (2017年5月15日 15時) (レス) id: 5d2ebc4a3d (このIDを非表示/違反報告)
*akatuki* - あ すいません。嘘です！更新頑張ってください！いつも面白いです。 (2017年5月10日 21時) (レス) id: 64ad3c02d8 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2017年5月8日 17時) (レス) id: 69121b3f55 (このIDを非表示/違反報告)
ゲームしない系ヲタク - 続きが気になります。 (2017年5月7日 19時) (レス) id: 527e2febb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
