無個性114 ページ21
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『あ...、ん？』
どんどん顔面から血の気が引いていくのが自分でも分かった。
なんでこいつが。しってるはずない。おかしい。いつ。どこで。だれが。
色々な疑問が頭の中で絡み合う。
そんな私は『は、はははは』と肯定としか受け取れない乾いた笑いしか発せないでいた。
言葉通り、頭の中が真っ白だ。
爆豪の目を呆然と見つめたまま動かない私を見かねてか「まず、」と落ち着いたように爆豪は平然と話し始める。
「お前が、体育祭のとき担任と話してたろ」
あの時か、と相澤と話していたときのことが脳裏に浮かび上がった。私が何も言わないのを確認し、爆豪はまだ続ける。
「死柄木だの親の仇だのっつってんのを、裏から聞いてた」
爆豪のことだ、どうせまた教えろと問い詰めて来るんだろう。よりにもよって何でこいつに。
『...ばッ...爆豪、』
ようやく出た声も、震えて弱々しい情けないものだった。爆豪は何も言わずに、私が話すのを待っている。
本当のことは、
『.....悪い、話せねえんだ。.....ごめん』
やっぱり、話せない。
しばらく沈黙が続いた後、爆豪はぽすっと私の頭にごつごつとした手を置いた。
「誰も、聞いてねえわ。てめえのことなんか」
聞いていいことと悪いことぐらい俺でもわかるっつーの、と頭上に置いている手に力を込めて私の頭を鷲掴みする。
『ッッてえ！ギブギブ！まじで脳細胞死ぬっつーの！』
爆豪は喚く私を見て、満足そうに笑うと「うし、」と手をポケットに突っ込んで立ち上がった。
「クソ髪野郎んとこ行くぞ。立て」
『あ、...ああ』
レモンccを鞄にしまって立ち上がる。
爆豪の後ろをしばらく付いて行っていると、急に立ち止まった爆豪の背中に顔がダイブした。
『っぶ！.....ンだよ！急に止まりやがって！』
鼻を摩る私の方に爆豪は振り向く。
「もし、話せる時が来たンなら」
『...あ"あ？』
怪訝に睨む私を無視するように、爆豪は眉を下げて笑う。
「俺に一番に話せ」
『は、...うん？』
いまいち訳のわからない私に爆豪は、「先に半分野郎なんかに言った時は覚えてろよ」と脅しのように告げた後、再びくるりと前を向き歩き出す。
わけわからんが、
爆豪のイメージが、だいぶ変わった気がする。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
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西 - この方角に福があるはずです
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携帯持ってるけどやり方が知らん - あ、もうこれ轟さん落ちみたいな話じゃないですか。私嬉しいです(^∀^) (2017年6月15日 21時) (
レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
Riptoon./ @雪村ヒロト(プロフ) - この作品、好きです！！！応援しています！！ (2017年5月15日 15時) (レス) id: 5d2ebc4a3d (このIDを非表示/違反報告)
*akatuki* - あ すいません。嘘です！更新頑張ってください！いつも面白いです。 (2017年5月10日 21時) (レス) id: 64ad3c02d8 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2017年5月8日 17時) (レス) id: 69121b3f55 (このIDを非表示/違反報告)
ゲームしない系ヲタク - 続きが気になります。 (2017年5月7日 19時) (レス) id: 527e2febb7 (このIDを非表示/違反報告)
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