無個性38 ページ39
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呆れ半分憐れみ半分。爆豪の暴言を受け流すように、再び先生に目を向ける。
するとなにやらこちらに向かって指を3本立てているようであった。うむ、わからん。
そういえば今朝出久がオールマイトが三件うんたらかんたらとか言ってたような。ここにオールマイトがいないのに関係しているのか。
柄にもなく考察していると、なにがあったのか、周りのみんなは13号先生を称賛していた。とりあえず波に乗っておこう。
ブラボー！ブラーボー！と鳴り止まない声援に耳を塞ぎ、隅で暇そうにしている相澤に近付く。
『あっはっは、どこかの髭系ヒーローとは違い尊敬されてますね。サドせんこー』
「そう思うならちゃんとした名前で呼べ」
『え、なんか言いましたか。しょうったあ！！やめろ離せっ！』
ふざけたように下の名前で呼ぼうとすると、私の頭の二倍ぐらいある手が私の頭を覆い、そして鷲掴み潰した。それでも私の調子は止まらず、べらべらと軽い言葉が口から垂れ流れる。
『ちゃんと相澤の事も尊敬してるって。ほら、私がヒーローになったら“イレイザーJr.”っつー感じの名前で仕事してあげるよ。個性も同じかんじだし』
へらへらとジャパニーズショークで茶化そうとすると、急に相澤の目付きが険しくなった、え、まじ怒。だがよく見ると相澤の視線は、噴水側に注がれていた。
『？何が』
「一かたまりになって動くな！」
焦ったような声。いきなり叫び出した相澤に上手く反応出来なかった。
「13号、生徒を守れ！」
鬼気迫った声に、この現場が想定外の状況だと察する。噴水側には瞬きの間に黒い靄が出来ており、そこからなにが大量に湧き出ているのが見えた。
「何だありゃ！？また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン？」
困惑した声に辺りは包まれる。当の私も状況が状況だ。頭がついて行かないでいる。
「動くな、あれは敵だ」
場に雰囲気は張り詰める。ようやくみんなは自分達の状況を理解したのだろうか。
「っおい！早くこっち戻って来い！」
爆豪の声と共に肩を掴まれ。そして担がれ。
ーーえ、担がれ？
『爆豪さん、遂に出荷ですかドナドナ』
「うっせ、黙って担がれてろ」
何だこの運び方。
米俵抱っことか冗談じゃねえ。
せめて姫抱きとかあるだろ。
いや、それもそれで対応に困るが。
『や、つかいい加減に降ろせよ』
「方向音痴は黙ってろ」
そしてなぜかみんなの輪に入っても降ろされなかった。文字通り浮いとる。
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まっちょヒーロー(プロフ) - んさん» 読み進めて頂ければ後々説明があるのですが、ヒロインは<特別推薦>という設定で、筆記は免除の代わりに実技はみんなと同じように受ける試験の仕組みになっております。わかりにくくて申し訳ございません。 (2021年7月11日 4時) (
レス) id: bd2b404748 (このIDを非表示/違反報告)
ん - ヒロイン推薦なんですよね？何でデクたちと同じ日に会場にいるんですか？ (2021年3月22日 21時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ(プロフ) - すいません！YouTubeから来たライカという者ですが、この作品、毎日見てるんですけど、全然飽きませんね！その文才をちょっとください！ (2017年7月21日 22時) (レス) id: 5fc3e44d27 (このIDを非表示/違反報告)
まっちょヒーロー(プロフ) - 黒虎さん» ありがとうございます！載せさせてもらいます！ (2017年6月16日 6時) (レス) id: 9de6d60241 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - まっちょヒーローさん» 大丈夫です！ (2017年6月16日 1時) (レス) id: 71962d5520 (このIDを非表示/違反報告)
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