無個性14 ページ15
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『佐藤、さーと、合った。』
1−Aから探すと砂糖とかいう丸かぶりな奴の後ろに佐藤と記されていた。ええい紛らわしい。
『爆豪はBだよな』
「Aだよ。何勝手に決めてんだ死ね」
お前もAなのか、と爆豪は少し興奮気味に訊いてくる。爆豪も新クラスでぼっちになんのかとか心配してんのかな。んなわけねえか。
爆豪に罵られながら着いたのはばっかでっかい扉の前。大きく1-Aと書いてあるので、恐らく教室はここだろう。がらりと新品の扉を開ける。だが中にいたのはメガネの坊ちゃんただ一人だった。
番号は10番だから、一番後ろか。
隣の席は車が3つある複雑な名字の人だ。うーん、読めん！
時間が経つに連れ個性豊かな生徒が教室に入ってきた。
一番初めに声を掛けてくれたのは、いつかの面白いメガネ。そして梅雨ちゃんという子が話しかけに来てくれた。
爆豪は、と見てみると
「あー、デクの前かよ」
早くも御愁傷様な出久の前の席に座り、早速悪アピールをしたいのか机に足を乗せ踏ん反り返る爆豪。そして勢いよく腕を振りながら爆豪に近付く坊ちゃん、もとい飯田。
「机の上に足をかけるなれ雄英の先輩方や机の製作者に申し訳ないと思わないか！？」
「思わねーよ、てめえどこ中だ端役がっ！」
早くも喧嘩に精を出す爆豪くん。よかったな、爆豪。ぼっちは免れた。
「あっ、お前！」
『あ？』
「そ、そんな威嚇すんなって。実技の時に助けた上鳴だよ！」
こんな軽薄な奴とは関わった覚えはない、早いとこ追い返そう。
『知らん邪魔だ失せろ』
「嘘だろおい！？」
俺だよ俺！と必死に詐欺まがいな言葉でしつこくアピールしてくるチャラ男をもう一度よく見る。ああ、なんか10秒で消えたーーー
『あのビリビリ』
「そう！ビリビリ！」
確かこいつは入試の時助けたやつだ。なんだ、まだ生きてたのか。
「あ？おい､誰だそいつ」
話に割り込んで来たのは、メガネと喧嘩をしていたはずの爆豪。
「え、何、彼氏？」
『「違えわ」』
あまりにも検討違いな問いかけに、思わず爆豪と声が被る。やめろよ仲いいと思われんだろ。依然とクラス全員に睨みをきかす爆豪に、呆れながら声をかけた。
『手当たり次第にガン飛ばすなよ』
「うるせえなてめえは俺の保護者か」
『死んだ方がマシ』
しばらく二人で言い争っていると、アホ面はなにかを察したようにいつの間にか消えていた。おい待てなにを察した。ついでに爆豪も人の机を蹴って去って行った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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まっちょヒーロー(プロフ) - んさん» 読み進めて頂ければ後々説明があるのですが、ヒロインは<特別推薦>という設定で、筆記は免除の代わりに実技はみんなと同じように受ける試験の仕組みになっております。わかりにくくて申し訳ございません。 (2021年7月11日 4時) (
レス) id: bd2b404748 (このIDを非表示/違反報告)
ん - ヒロイン推薦なんですよね？何でデクたちと同じ日に会場にいるんですか？ (2021年3月22日 21時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ(プロフ) - すいません！YouTubeから来たライカという者ですが、この作品、毎日見てるんですけど、全然飽きませんね！その文才をちょっとください！ (2017年7月21日 22時) (レス) id: 5fc3e44d27 (このIDを非表示/違反報告)
まっちょヒーロー(プロフ) - 黒虎さん» ありがとうございます！載せさせてもらいます！ (2017年6月16日 6時) (レス) id: 9de6d60241 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - まっちょヒーローさん» 大丈夫です！ (2017年6月16日 1時) (レス) id: 71962d5520 (このIDを非表示/違反報告)
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