無個性11 ページ12
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現在私は爆豪に連れられ雄英校舎内の保健室にいる。そしてぷんすかと怒るお婆さんーーーリカバリーガールに治療して貰っている最中である。
「全く...試験が終わった後何ですぐに来なかったんだい！」
『...さーせん』
ぷりぷりと怒りながらも熊型のグミをくれた。やはり見た目通り悪い人ではないようだ。
「にしても、一日で腕を壊した子が二人も来るなんて聞いた事ないよ」
『私の他にも居るんですか？』
「さっき帰ったばっかりだよ。名前は確か...緑谷君だったかね」
出久？何で出久が。敵機械に踏まれたとかだろうか。
「はい、治療終わり。にしてもアンタ結構な石頭だねえ。ご両親に感謝するんだよ」
『はい...あは、は』
出久のことが胸に突っかかったまま、リカバリーガールにお礼を言って外へ向かった。
＊＊
『あれ、爆豪』
校門で立ちはだかっているのは他でもない爆豪。つーか仁王立ちとか威圧感半端ない。
｢...行くぞ」
『お、おう』
有無を言わせない声に手を引かれ、月の光と街灯を頼りに夜道を辿っていく。
『なあ、爆豪。そういえばーー』
「うるせえ黙れ」
『まじか』
お怒りモードの爆豪を茶化すのをやめて、大人しく黙って手を引かれる。数秒続く沈黙を、息を吸う音とともに爆豪がそれを破った。
「...そんで、お前には個性があんだな」
『う”...はい』
あの爆豪が怒鳴らないということはまじ怒りなんじゃないか、とふざけていた五分前の私を全力で恨んだ。
殺されても仕方のない(仕方はあるが)状況に出久並みにビクビクしてると、爆豪の方から手が伸びて来て、反射的に目を瞑った。
「くだんねえ嘘つくな。カス」
来た衝撃は思っていたより小さく落ち着いてる声と、頭に乗っかった昔繋いでいたより一回り大きくなった手。
「心配かけさせんな。勝手に死んだら殺すぞ」
『は、何回死ぬんだよ』
そう笑いながらも不器用に私の頭をわしゃわしゃと撫でる爆豪に思わず心が温まる。
『なに、爆豪って私のこと好きだったの？』
「...んな訳あるか」
『不自然に間空けんなよ、なんか怖え』
なにが気に触ったのか拳を握る爆豪を、冗談だよと慌てて抑える。
しばらく雑談をしていると強ばった顔の爆豪が「とりあえず」と話を切り出した。
「俺には隠すな、全部話せ」
『善処するわ』
ーーあはは、は。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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まっちょヒーロー(プロフ) - んさん» 読み進めて頂ければ後々説明があるのですが、ヒロインは<特別推薦>という設定で、筆記は免除の代わりに実技はみんなと同じように受ける試験の仕組みになっております。わかりにくくて申し訳ございません。 (2021年7月11日 4時) (
レス) id: bd2b404748 (このIDを非表示/違反報告)
ん - ヒロイン推薦なんですよね？何でデクたちと同じ日に会場にいるんですか？ (2021年3月22日 21時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ(プロフ) - すいません！YouTubeから来たライカという者ですが、この作品、毎日見てるんですけど、全然飽きませんね！その文才をちょっとください！ (2017年7月21日 22時) (レス) id: 5fc3e44d27 (このIDを非表示/違反報告)
まっちょヒーロー(プロフ) - 黒虎さん» ありがとうございます！載せさせてもらいます！ (2017年6月16日 6時) (レス) id: 9de6d60241 (このIDを非表示/違反報告)
黒虎(プロフ) - まっちょヒーローさん» 大丈夫です！ (2017年6月16日 1時) (レス) id: 71962d5520 (このIDを非表示/違反報告)
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