短編夢小説！ (ページ11)

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約束 (死薫様リクエストページ11

ずっと一緒だって言ったのに

約束守れなくてごめんね

部活の帰り道並んで歩いていると(人1)が口を開いた

「俺、高校出たらプロになるんだ」

「へーー。頑張ってね！応援しに行くから！」

「Aは何かなりたいものとかないの？」

「うーーーーん。特にはない…かな？」

そう言って自分の夢に向かって毎日遅くまで練習していた君

「けどさ、少し寂しいな…」

「どうして？」

「(人1)が少し遠くに行っちゃう気がして」

「は？俺とAはこれからもずっと一緒だろ？」

「…なに恥ずかしいこと言ってんの！？」

本当は嬉しいのにこんなことしか言えない私

「まったく！人がいるのに馬鹿みたい！」

「ごめん、ごめん、2人の時に言えばいいんだろ？」

「もー！そういうことじゃないし！」

いつもの帰り道

くだらない話をして

2人で駅まで歩く

いつもと変わらない道

駅の方へ行く信号が青に変わる

ここで(人1)と別れなければいけない

少し小走りで横断歩道へと向かう

「じゃあね！(人1)！また明日！」

「おう。明日な」

「あ、後ね」

Aが振り返る

「ん？」

「嬉しかったよ！」

「なにが？」

「馬鹿！」

Aはまた前を向いて歩き出す

「ずっと一緒って…「馬鹿！A危ない！！」

「えっ…」

振り向くとすぐそこに迫った車

ギィッーーーーーーッッ

ズドン

何やら鈍い音がした

「A！A！」

私の名前を呼ぶ(人1)の声

ポツポツ

何かが頬を伝う

あれ？雨が降ってきたのかな？

(人1)どこにいるの？

真っ暗だよ

体が動かないよ

けど伝えなくちゃ

「ずっと………って……かった……」

「Aもう喋るなよ」

強く抱きしめられた気がした

消えゆく意識のなか暖かいものが唇に触れた気がした

"ずっと一緒って言ってくれて嬉しかったよ
大好きだよ"

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ごめんなさい！

自分なりに頑張りました！