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かわいらしい客人 ページ2
あなた視点
『母上、戻りました』
「あらお帰りなさい。随分ゆっくりしていたのね」
木造屋敷の居間で、織物をしている母に帰宅を報告する。
久しぶりに降りていった場所で会った男の人の反応を思い出して、また笑ってしまう。
「A、その様子だといいことがあったのね？」
『そうなの。母上、聞いてくださる？とても面白い方がいらっしゃったの。』
「お帰りA。何を話しているんだ？」
『父上、お疲れ様でございます。今日、久しぶりに彼処へいきましたの。そしたらですね····』
いつもと変わらない日常。
普通の家族。
でも、記憶のすみに残るのは、
＿＿＿お母さん！お父さん！
泣き叫ぶ私と、赤い布、動かない男女と望月夜。
〈嫌な思い出。〉
くすくすと笑っている二人に視線を戻して、今日のことで蓋をした。
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カナデル - 面白かったです更新頑張ってください！応援してます (2022年5月25日 0時) (
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作者名：iyo | 作成日時：2020年10月16日 18時
