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another. ページ26

時系列では最後の言葉の一秒後からですね、ほんとに続きって感じです。どうぞお楽しみあれ。




______





…って、何言ってるんだ。

私ははっと我に返り、周りを見るとそれなりに大事になっていたみたいで見物人が多々いた。そしてリア充おめでとう、リア充羨ましいなどの歓声や野次が飛んでくる。

なんてことしたんだ。穴があったら入りたい気分だった。

相手も言ったとはいえ初対面の人がそんなこと言っていいはずない。





「とりあえず、逃げよか。」




そう言い彼は私の手を取り走り出す。

走り出した場所にも観衆がいたが、私達を中心に波のように道を開けてくれた。お熱いねー!やひゅーひゅーなどの冷やかしがまた聞こえたがそれも走っていたら聞こえなくなった。

彼の手はとても暖かかった。家族とは違う安心感を感じる。

例えるなら同じアイスでもチョコかバニラチョコかの違いみたいなものだ。

肩に重みを感じたと思ったらちょこんと水色の鳥が私の肩の上に乗っていた。幸い小型の鳥だったのでそんなに重くはなかった。
払い除けてもよかったがなんだかそんな気分にもなれず、鳥くらいいいかとそのまま走り続けた。

ただ走っているだけなのにこんなに楽しいのはきっと彼のせいなのだろう。いや、おかげと言うべきなのか。




暫く走って人気のない庭に来た。

体力を結構使い息を切らしながら彼の方をちらりと見る。

フードのおかげであまり見えなかったが、走っているうちにフードが取れたままで彼の顔をしっかりと見ることが出来た。彼の顔はとてもかっこよかった。

かっこよかったと語彙が無くなるくらいにはだ。見とれそうになるのを抑えて反対方向をすっと向く。

もしや自分はとんでもない人に愛してる発言を無意識にしたのではないのだろうか。

やばいやばいと思いながらも話しかける勇気もなく、二人とも沈黙したままだった。

another.→←あとがき。



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しらす - めっちゃ感動しました!!ありがとうございます (2019年4月27日 23時) (レス) id: 3e07d4634e (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 素晴らしい作品を。。ありがとうございました。。。 (2019年3月24日 21時) (レス) id: 0b596b15a5 (このIDを非表示/違反報告)
アルバ|˙??˙))(プロフ) - 感動しましたっ…! (2019年3月18日 20時) (レス) id: c177f1386f (このIDを非表示/違反報告)
薙(nagi) - 好き過ぎて辛い、なんかもう…お幸せにヽ(;▽;)ノ (2019年3月15日 22時) (レス) id: 43e3ad1e0e (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - う、うわぁぁぁぁぁあん!!!泣 か、感動しましったっ!!!面白かったですーー!!!二人共お幸せにっ~~!!!!グルさんもいい人と会えますようにっ!!!……いやもうこれ、とんちが女になってグルさんととんちと愛し合えばよくね??gr「やめろ」tn「やめて」あっはい…さーせん (2019年1月27日 19時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛桜ぽん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月17日 23時

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