【銀魂】敵組織がなんぼのもんじゃい！【沖田総悟】

６４話【凛桜ぽん】 ページ18

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「いや、喧嘩するほど仲がいいとかよくないとか言わないですか？」


ほら、喧嘩するけど本心では仲がいいって良くあることでしょ？


「違いまさァ。俺は夜な夜な土方さんを抹消する儀式を何回やっている事か。」


多分、これも……喧嘩するほど仲が……いい？


「おい総悟、今抹消とか何とか言ったよな？」


「そうじゃなくて、土方さんの後ろにいる幽霊を抹消させようと……」


総悟様がそう言うと副長は近くの茂みに飛び込んだ。副長が茂みに飛び込んだ時に何か機械じみた音が聞こえたが気のせいだろう。


「あっれぇ〜？嘘なのに土方さん何ビビってるんですかィ。もしかして幽霊が嫌いとか……」

「ンな訳ねーだろ！今のはほら、あれだ…………茂みに珍しい蝶がいたから取ろうかなって思っただけだからな！

て、嘘なら嘘って言え！」


副長はそのまま見苦しい言い訳を続ける。

だが総悟様は無視し、携帯をいじりホーム画面を副長に見せる。


「ホーム画面にしやしたから。」


そこにはバッチリと副長が水に飛び込むような体制で茂みに入る所が写っている。


「ブフォっ！」


私はその姿に思わず吹いてしまった。副長はわなわなと背中を震わせている。


「お前ら全員、切腹ゥゥゥ！！！」


青筋を立てた副長の声が真選組内に響いた。


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