続き ページ5
「…何でもないです。」
咄嗟に流れたものを袖でゴシゴシ吹いて教室を出ていこうとする。これ以上ここにいるとまた先生を思って泣いてしまうから。先生に吸い込まれそうだから、早く、早く。
なのに、なんで動けないの。
「ほら、落ち着いて。大丈夫やから、な？」
先生は私を抱き締めていた。こんなの、始めてだった。
期待だけが無駄に膨らんで弾け飛ぶ。それでも、少しでも可能性があるのなら。
「せんせぇ、」
私はお腹にある彼の手に自分の手を重ねた。
「…ん？どしたん？」
「すき。」
「…え？」
「先生が好きだから、こんなに辛いんです。」
先生の方を向き、また抱き締める。お願い、先生。私の事を拒まないで。この淡い期待が本当になって。
「…ごめん。」
でも、やっぱり先生は私の肩を拒んで距離を取った。今まで散々自分から抱き締めた癖に、期待させた癖に。溢れ出す涙は留まることを知らず制服を暗く濡らす。
「Aちゃん、こっち見てや。」
「嫌です。断るんですよね。
先生と生徒同士ですもんね！」
その位何度も思い知らされた。先生の隣にいる若くて可愛い先生の事も、私の周りにいるのは先生みたいな上品な人じゃない事も。
「…違う。違うからこっち向いてや。」
意地でも向かない様にしてる私を見て先生はこちらに来て私の顔を両手で支え、無理矢理先生の方へ顔を向かせた。
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凛桜ぽん(プロフ) - ラヴァルト・ティアマットさん» お返事が遅くなりすみません。了解です！少々お待ちください…。 (2019年3月3日 22時) (
レス) id: 8b759a8a6d (このIDを非表示/違反報告)
ラヴァルト・ティアマット(プロフ) - あ。(e/mさんの尊さに息を引き取る音)(続きをリクエストしたいですお願いします) (2019年3月2日 20時) (レス) id: 02311fe25d (このIDを非表示/違反報告)
凛桜ぽん(プロフ) - しあ。さん» 9.9になる前に7.7の時期がありまして…。よく分かってないんですよ今のところ…今は何も無いみたいですね、ありがとうございます。 (2018年12月9日 23時) (レス) id: 8b759a8a6d (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - 私の表記だと9.9/10(46票)と表示されています、なんらかの不具合でしょうかね？ (2018年12月9日 23時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
凛桜ぽん(プロフ) - しあ。さん» すみません、誤字です。直させていただきました。いつも読んでいただいて幸いです！大好きなて勿体ないです…ありがとうございます…。 (2018年12月1日 20時) (レス) id: 8b759a8a6d (このIDを非表示/違反報告)
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