Snow Drop - ut ページ20
最近、お気に入りの女子がいる。
他の女の子みたいに擦り寄って来ず、純粋で、無知で、その上別嬪さんだ。染めた事がない真っ黒な髪は肩より少し下まで伸び、先端が少しカールしている。くせっ毛だから嫌なんだよね、なんて。俺にとっては興奮材料でしかないのに。香水もかけず、柔軟剤の香りを漂わせ無邪気に笑う彼女。名前はAちゃん。やっぱり可愛い子は可愛い名前が付くんだって嫌でも知った。
遊んでばかりの俺には縁がない可愛い子なのに、彼女は街中で自分から俺に話しかけてきた。顔を真っ赤にさせながらこの後お茶でもどうですか？って。要するに逆ナンと呼ばれる部類の物だ。彼女はそういうタイプには見えないのに。
後から聞いたらついかっこよかったからなんてまた顔を赤くして言う。しかも俺が初めてらしい。
いつもは適当な女と一緒に少し仲良くなり、適当に欲を満たし、バレたら捨てる。
それだけだか彼女は違った。他の女とも妙にやる気になれず捨て、彼女ともまだ1回も行為に至っていない。
女癖が悪い自分でも漸くちゃんとしたお付き合いが出来るんじゃないかなんて思うほど彼女に固執していた。
「次、どこ行く？」
昔とは違い肥えた財布を抱え、彼女に問う。
「…鬱さんの家に行きたい、です。」
「え？」
なんて言ったん、と続けようとAちゃんの方を向くと、マフラーに顔を埋め下を向いていた。勿論顔はゆでだこみたいに赤い。
「…そういう事、って捉えてええん？」
そう聞くと小さく、けれど確実にコクリと頷くAちゃん。
嬉しい。けど俺みたいな奴がこんな純粋な子を穢して良いのだろうか、なんて考えもよぎる。しかし結局は自分の欲望に勝てるはずもなくわかった、と答え方向を自分の家へ向けた。
―――
「…ええん？」
パタリ、と扉の音をさせ密室に彼女と2人っきりになる。
「いい、ですよ？」
「なんで疑問形やねん。」
こんな時でも恥ずかしそうに頬を染めるAちゃんはとても可愛い。
俺のもので溢れかえっている場所に、俺の香りに包まれている場所に彼女がいると感じただけで興奮する。
思わず彼女の手を取り、ベッドまで引っ張った。
「…ほんまに大丈夫？」
もう一度、彼女に確認をする。
こくりと頷いた彼女は俺の腕から離れ、自分からベッドに寝転がった。
「私の初めて、貰って？」
にこり、と笑ったAちゃんを目前とし俺の血液が逆流する。血が今までにない位沸騰し今にも爆発しそうだ。
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凛桜ぽん(プロフ) - ラヴァルト・ティアマットさん» お返事が遅くなりすみません。了解です！少々お待ちください…。 (2019年3月3日 22時) (
レス) id: 8b759a8a6d (このIDを非表示/違反報告)
ラヴァルト・ティアマット(プロフ) - あ。(e/mさんの尊さに息を引き取る音)(続きをリクエストしたいですお願いします) (2019年3月2日 20時) (レス) id: 02311fe25d (このIDを非表示/違反報告)
凛桜ぽん(プロフ) - しあ。さん» 9.9になる前に7.7の時期がありまして…。よく分かってないんですよ今のところ…今は何も無いみたいですね、ありがとうございます。 (2018年12月9日 23時) (レス) id: 8b759a8a6d (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - 私の表記だと9.9/10(46票)と表示されています、なんらかの不具合でしょうかね？ (2018年12月9日 23時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
凛桜ぽん(プロフ) - しあ。さん» すみません、誤字です。直させていただきました。いつも読んでいただいて幸いです！大好きなて勿体ないです…ありがとうございます…。 (2018年12月1日 20時) (レス) id: 8b759a8a6d (このIDを非表示/違反報告)
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