観音坂の妹で銃兎さんとの日常

熱 ページ37

A「頭いてぇ…」


現在7:00


寝坊だ。あと30分で家を出なければ


銃兎「A起きました？そろそろ起きないと…って、顔かを赤いですよ！」


A「…へ？」


銃兎「とりあえず熱測れ」


A「ん…」


銃兎「どれどれ…って39.8？！今日は休め」


A「え… でも仕事に行かなきゃ…」


銃兎「バカか、そんなフラフラで行けるわけないだろう」


A「くっ…」


銃兎「今日は私も休みますから、Aも休みましょう」


A「はい…」


銃兎「よし、いい子です」




とりあえず寝るか←




A「っん…？」


今何時かと時計を見ると13:00を指していた



妙に家の仲が静かだ




A「…じゅと、さん？」



ドアを開けてリビングに行くと誰もいなかった




A「じゅうとさん…？」



熱で上手く思考が回らない


頭がふわふわする






…もしかして捨てられた？



銃兎さん…？



迷惑かけすぎた…？



愛想つかされた？





A「ﾋｭｯ、はぁ、はぁっ、」



上手く呼吸ができない



A「じゅ、とさん…たすけて…」




床にうずくまる


生理的な涙が止まらない





ｶﾞﾁｬ




銃兎「…A？！どうしましたか？！」



銃兎さんが帰宅し、手に持っていた袋を床に捨て駆け寄ってきた




A「銃兎さんっ！」


思いっきり抱きついた



銃兎「ほら、私に合わせて呼吸してください」


そう言って背中を優しく擦る



A「っはぁ…はぁ」



銃兎「ん、上手です」




少しして呼吸が落ち着いた



銃兎「どうしましたか？なにか怖い夢でも見ましたか？」


私をベットまで運び銃兎さんもベットに腰かける





A「起きたら、じゅとさんがいなくて…捨てられたかと思って…。すみません」



銃兎「そうでしたか。不安にさせてしまいすみません。何か食べた方が良いかと買い物に行ってきました」


頭を撫でながら答えた




A「良かった…」



銃兎「奥さんを置いて行ったりなんかしませんよ」


優しく微笑んだ

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